こんにちは。見習い研究員のHIROです。
親切について書き進めるにつれて、親切が不足している分野がないか考えるようになりました。
というのも親切を増やそうとした時に、すでに十分にあるところで増やそうとするよりも、不足しているところから増やしていくのが簡単なんじゃないかと思ったからです。
今日はそんな親切の足りない分野を探してみたいと思います。
親切がたくさんある分野とは
ということでまずは恒例の反対側から考えるを実践してみたいと思います。
分野の定義
その前に「分野」の定義をしていかないと検討や事例出しができません。
分野の定義はなかなか難しいですねー。
ネットで検索すると以下のように出てきます。
人間の活動における、分化した一つの領域。物事のある方面・範囲。
出典:goo辞書
上記だとちょっと範囲が広すぎるので、とりあえず今回は「親切の多い少ないが、はっきりと現れるレベルの区分け」くらいに考えていきましょう。
特徴
とりあえず特徴を考えてみます。
親切が充足しているということは、親切を必要とする人や場面よりも、実際に行われている親切の方が多い状態です。
親切が多いということは、親切を行うにも受けるにも、それらを行いやすい環境であるということです。
そして結果として親切が溢れているので、困りごとが少なく、組織の力を効率的に活用できます。
具体例
となると具体的には高い効率を要求される分野やチームプレーが要求される分野が当てはまりそうです。
前回書いたチームスポーツやビジネスには親切が多くなる傾向があるように思われます。
親切の増加が、組織のコミュニケーションを活性化させ、モチベーションも上げやすくなり、成績に良い影響を与えるのは自明の理ですね。
要するに組織であれば、親切が多くなる可能性があるということです。
ましてや高い成果が求められていれば、その傾向は高まることが予想されます。
親切が不足している分野とは
特徴
さて上記の逆を考えれば答えは自ずと見えてきます。
すなわち、親切が必要にも関わらず、親切がしにくい環境という特徴になります。
問題はなぜ親切がしにくいのかです。
チームワークが悪いのか、個人単位での活動が多いのか。
親切を禁じることが、その分野での成功に有利なのか。
わざわざ親切をしない利用がよくわかりません。
具体例
特徴から演繹して考えてみたのですが、あまりこれといった具体例は思いつきません。
単純に個人主義だから不親切かというと、そんなことはないでしょう。
親切をする機会や接点が少ないように見えるだけだと思います。
親切を禁じることで成功する分野というのも皆目検討つかずです。
親切によるリソースの消費を節約することで、別の何かでリターンを得るというのは理屈としてはわかります。ただ具体例が思い浮かばない。
あえて言うなら分野というよりは、うまくいっていない組織とか失敗した組織がこれに当てはまるような気がします。
まとめ
親切が不足している分野を探してみましたが、あまり具体的な事例は思いつきませんでした。
また有意な差が生まれてくるのは“スポーツ”とか“ビジネス”などの分野ではなく、
その中の組織レベルであることも見えてきました。
つまり、親切の不足は分野全体ではなく、一部に発生しやすいという仮説です。
考え方としては面白いので、後日さらに深堀してみたいと思います。
今日はここまで。ではまた。
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