こんにちは。見習い研究員のHIROです。
今回は親切を行いやすくするために必要な、親切以外の行動について解説します。
なぜ非親切が大切か
非親切とは
ここでいう非親切とは「親切以外の行動全て」と定義します。
普段の生活で親切の時間はかなり少ないです。
睡眠、食事、準備、仕事、移動、休息。
これらで1日はほぼ終わります。親切だけをしていることは少ないでしょう。
しかし親切だけがポツンと存在するわけではありません。
これらの行動と連続する形で親切は存在しているのです。
であれば親切以外の行動も、親切につながる重要な行動になります。
非親切の役割
親切にとって、非親切が果たす役割は以下の3つが挙げられます
相手の警戒を解く
こちらが善意であっても相手が警戒することはあります。
親切を行う相手はこちらをよく知りませんし、いきなり手助けを申し出ても「何か意図があるのでは?」と怪しんで当然です。
この場合、非親切によって相手の警戒感を和らげることが必要です。
相手をよく知る
相手に何かをしたいと思うためには、相手を理解しなければいけません。
困り事や悩み事だけでなく、相手が得意なことや好きなこと、どんな性格でどんなことをしてきた人なのか。
よく知ることができればできるほど、あなたの親切は効果を発揮しやすくなるでしょう。
親切の機会を作る
親切のきっかけを見つけるのは難しいです。
向こうから「〇〇で困っているので手伝ってください」といってくれたらいいですが、実際にそうなるためには関係性作りが欠かせません。
非親切によって関係性を構築し、親切を行うための土台を作ることができます。
非親切の実践
では具体的にどんな行動が、親切に繋がりやすい非親切なのでしょうか。
挨拶
挨拶は人間関係の基本です。
「おはようございます」「お疲れ様です」
時間やタイミングに合わせた簡単な一言が、人間関係を作る上でとても大きな役割を果たします。
挨拶は「あなたを認めていますよ」「あなたに敬意を持っていますよ」という証です。
発言と同時に身振りや表情など、適切な態度を付け加えると効果がより大きくなります。
雑談
何気ない雑談こそ、親切のヒントを得る最高の機会です。
雑談を交わすこと自体に人間関係を親密にする効果がありますし、会話の内容から相手の情報を得ることができます。
さらにそうした雑談をもとに親切を行なった場合、相手からすると「あのこと覚えてくれてたんだ」「私のことを気にしてくれた」と嬉しい気持ちになりやすいです。
自己開示
自分のことを適切に伝えると相手の行動を促しやすくなります。
例えば趣味がパソコンであると伝えておけば、相手がPC関係で困った時に相談してくれる可能性が高くなります。実際に仕事の成果物などでアピールすると良いでしょう。
またこちらから出す情報を相手が利用しやすくする工夫も大切です。
先の例で言えば単に「パソコンが趣味」と伝えるより、何か具体的なワードを伝えた方が理解しやすいです。
「エクセルでマクロが組める」「パワポでの資料作成が得意」「自分でパーツを買ってPCを作ってる」など、実際のエピソードも添えると今後につながります。
注意点
親切を意識しすぎると、不自然な行動になりかねません。
過剰に相手から聞き出そうとしたり積極的にこちらの話を聞かせたりすると、却って相手の警戒心を強めてしまいます。
人間関係はすぐに構築できるものではありません。
世の中には意外と挨拶をちゃんとしない人や普段の何気ない会話をいい加減に済ませている人は多いです。
ここを意識的に実行するだけで、相手の印象は違ってきます。
焦ることなく時間をかけて少しずつ、確実に実施していきましょう。
まとめ
親切をしたいなら、親切だけしようとしてはいけない。
今回の記事が親切をしたいけれど、うまく行うことができないという人のお役に立てれば幸いです。
ではまた!
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