こんにちは。見習い研究員のHIROです。
過去の記事でいくつか親切のメリットについて書いてきました。
今回はこれまで断片的にしか書いてこなかった親切のメリットをまとめてみました。
親切のメリット
親切にメリットがなければ、これほど世の中に多くの親切が存在しないでしょう。
まずは親切のポジティブな面を改めて整理しましょう。
感謝される
相手から感謝されることは嬉しいことです。
感謝されることでもっと親切になろうと思いやすく、新設以外のやる気も出て来ます。
自己肯定感、自己効力感が高まる
親切は意図的に相手にとって良いことをします。
それがうまくいくことで、自分の能力や計画性が証明されます。
また相手を助ける力は、そのまま自分を助ける力になるため、自信に繋がりやすいのです。
周囲からのイメージアップ
親切な人は周囲から憎く思われることはありません。
いざとなったら助けてくれる人がそばにいると心強い。
何か直接的な利得がないとしても、一緒にいるだけで安心できます。
相手目線、第三者目線が持てる
適切な親切を行うためには、相手の状況を理解する必要があります。
特に相手がどんなことに困っているのか、どんな感情を抱いているのかがわからないと、せっかくの親切が逆効果になりかねません。
親切を通じて相手がどうみているか、完全に理解することは無理ですが、自分とは違う視点があるということを理解しやすくなることは間違いないです。
メリットを求めるデメリット
以下は親切のデメリットというよりは、親切のメリットを追い求めることのデメリットです。
親切自体はいくら行ってもいいですが、親切がもたらす自分へのメリットとは切り離して考えることが大切です。
親切をしなくなる
相手ではなく自分へのメリットを気にしすぎると、親切の回数が減ります。
完全に自分の得になること、完全に相手の得になることの間に親切があります。
自分の方に重点をおけば、相手のみが得するような親切をやめるようになるのですから、回数が減るのは当たり前です。
利益が得られないことによる相手への逆恨み、落胆
何か見返りを期待すると、それが得られない時にがっかりします。
それだけで済めば問題はまだ小さいのですが、相手が悪いように感じられる場合は厄介です。
相手のためにやったことで、相手にネガティブな感情を抱くのであれば、やらないほうが良いということになります。
自分へのネガティブ感情が増える
人間には利得を求める心と、それをやましく感じる心があります。
利得を求めてみんなが得をすれば良いのですが、自然界では得られるものに限りがあり、誰かが得をすると誰かが損をするということが多いです。
親切な人は自分が得をすることで、相手や誰かが損をしているのではないかと思って、自分の行為に嫌悪感や罪悪感を覚えます。
余計なお節介、相手への迷惑
メリットがあれば、それを追求しようとするのは自然な態度です。
しかし親切すればするほど相手が喜ぶとは限りません。
自分のメリットを最大化しようとすると、相手にとっては余計なお節介となって迷惑になる可能性が高まります。
メリットを気にしないためには
親切は追求するが、親切のメリットを追求することにはデメリットが伴う。
難しいのは親切にメリットがついてくることです。
なんとかこれを無視する方法はないものでしょうか。
相手の利益に集中する
自分のメリットではなく、相手の利益にどれくらい貢献できるかに集中しましょう。
自分と相手の利益を同時に追いかけることはできませんから、これだけでかなりメリットへの目を逸らすことができます。
親切そのものから得られる気分の良さを味わう
親切をしたあとは気分が良いものです。
その気分そのものをしっかりと味わいましょう。
嬉しいのか、楽しいのか、充実感があるのか、やりがいがあるのか、安心しているのか、希望を持っているのか。
親切をしているときは行為に集中していると思いますが、終わった後はさまざまな感情が湧いていることでしょう。それらを感じてみてください。
自分や相手のメリットなど気にならなくなるでしょう。
反省して改善策を考える
親切に究極などありません。
あなたの行った親切にも何かしら至らなかった点があったはずです。
それを振り返って、改善していきましょう。
一日一善など習慣化する
デメリットが発生するのは、余計な思考や感情があるからです。
習慣にしてしまえばそうしたものは自然と排除されていきます。
一日一善とはよく言ったもの。肩肘はらず、歯磨きや入浴と同じように、ごく当たり前の行為なんだと心得れば、余計なものが入り込む余地はずっと少なくなるでしょう。
まとめ
【対処法】
・親切という行為そのものに集中する
・習慣化して感情が入る余地を無くす
親切はメリットが多く、それがデメリットに変わる危険性を持っています。
しかしそれを意識することができれば、対処することは十分可能です。
今回の記事が親切のデメリットに悩む人の役に立てれば幸いです。
ではまた!
コメント