こんにちは。見習い研究員のHIROです。
今回は買い物における親切の実践編①として、スーパーを舞台に考えていきます。
日常の中で何か親切を増やせないかと考えている人の参考になれば幸いです。
注意事項
実践編を読むのは初めてという方は、こちらの注意事項も併せてご覧ください。
実践編①スーパーマーケット
スーパーマーケットは、買い物時の親切における基本的な要素が詰まっています。
売る人、買う人、商品、サービス。
あなたが親切を行う接点が全て揃っているのです。
かつ日本全国どこにでも生活圏内にあります。
店舗内での基本的動作
店舗内で親切を行うとしたら、人に迷惑をかけないことが第一です。
他人に何か働きかける必要はありません。
その時に考慮すべきは、お店のオペレーションです。つまりどう動くとお店の思惑通りになるのかということです。
なぜ店側の意図を考えたほうがいいか?そうすることであなたが損することなく、店側の利益が最大化できるからです。
その利益があなたを含めた顧客に還元されます。
動き続ける
店内では止まらないでください。ゆっくりでいいので動き続けましょう。
売り場で止まると店員さんや他のお客さんの邪魔になります。
特に店員さんの邪魔をすることは、人件費を無駄にする行為で、直接的な損害を店に与えかねません。
スムーズな品出しや客対応ができることで、お店は最大限の利益を出すことができます。
間隔を取る
ソーシャルディスタンスの問題だけではありません。
間隔を取ることで、他の人が入る隙間ができます。
あなたが商品を検討するように、他の人も商品を見てみたいのです。棚の前を人で埋めては、みすみすチャンスロスを作り出してしまいます。
目的を果たしたらすぐに出る
買い物そのものを楽しむのは悪いことではありません。
しかし買う気もないのに、長くいることは避けましょう。
店側にとって嫌なのは、買わないのに人が長時間店内にいることです。
もちろん長時間いれば買い物をしてくれる可能性は高まりますので、「何かお得な商品はないかな」と思って巡回するのは理にかなっています。
一方、買う気がないのになんとなく見るというのはおすすめできません。
店側に迷惑であると同時に、あなたの貴重な時間を無駄にしてしまいます。
店員さんへの対応
店員さんにどれだけ親切をしても、しすぎるということはありません。
感謝を伝える
言葉にしなくとも、態度だけでも感謝を伝えましょう。
軽く会釈する、お釣りやレシートを受け取るときに店員さんの方に体を向ける、品物を受け取るときに笑顔で軽く手をあげる。
そんな僅かな動作であっても、相手は良い気持ちがします。
反対を考えてみれば効果が理解しやすいでしょう。
相手を見ない、スマホをずっといじっている、何の反応もなく品物だけ持っていく。
しっかり相手を見て行動するだけで、印象は全く違ってきます。
相手のミスを許す
店員さんの不手際を見つけても、できるだけ許容しましょう。
少し待たされた、レジの打ち間違いがあった、言葉遣いに不適切なところがあった。
人間なら誰でもミスはします。不手際もやります。もちろんこちらに損害があった分については申し出て補償されるべきですが、その時も冷静に対応すべきです。
作業中に声をかけない
店員さんの仕事中に声をかけることは慎重に行いましょう。
例えば商品を探す時に、自分で探した後どうしても見つからなければ、店員さんに聞いてみるのはありです。
問題はその声をかける人をどう選ぶかということです。
暇な人を見つけるのは難しいですが、忙しい人なら一目でわかります。
声をかける前に立ち止まって、5秒で良いので相手の様子を見ましょう。
忙しい人に声をかけることを回避すれば、迷惑は最小限で済むでしょう。
他のお客さんへの対応
お店に来ている人はあなただけではありません。
他のお客さんに対しても気をつけたほうが良いことはあります。
買い占めない
値引き品やセール品を安いからといって、周囲の人のことを考えずに買い占めるのはやめましょう。
お店のルールの範囲内で必要な分を買うのであれば問題ないです。
しかし値引きシールの貼ってあるものを、大量に買うのはあまりお勧めできません。
値引き率に反応して購入を決めてしまうと、肝心の必要性や価値に注意が向かなくなってしまいます。結果として不要なものを買ったり、体に悪いものを大量に摂取したりすることになります。
必要なものを十分な量だけ買う。そして他の人に購入する余地を残す。
他人だけでなく、あなたのお財布と健康にも良いはずです。
近寄らない
通路ですれ違ったり、レジに並んだりする時は仕方ないとしても、むやみに接近するのは良く無いです。
人だかりにも接近することはお勧めできません。
接近すると余計なトラブルのもとです。具体的な事案に発展しないとしても、買い物かごがぶつかったり、進行方向に被さるように入ったりすれば、相手が良く思うことは無いでしょう。
空いている時間を選ぶ
時間に余裕があるときは、なるべく空いている時間帯を選びましょう。
そもそも人がいなければ、周囲に気を遣う必要はありません。
多くの人が働いている午後13時から16時が空いている傾向にあります。
商品・サービスへの対応
「こちらがお金を払っている」と思うと、商品やサービスをもらって当たり前という考えが出てきます。
もちろんお金を出す以上は、それを受け取ったり利用したりできるのですが、節度というものがあります。
商品にダメージを与えない
買うことが決まっていたとしても、商品を雑に扱うのは避けましょう。
売り場を歩いている途中で気が変わる可能性があるためです。
例えばお肉のパックを縦にして入れる人がいますが、ドリップが漏れる可能性があるため、不衛生です。また重いものを軽いものの上に置くのもNGです。パッケージの箱が潰れたり、傷ついたりする可能性があります。
商品を雑に扱うと何をどれくらい買ったかが見えにくくなり、不必要なものや量を買うことにつながります。戻す可能性と合わせて考え、丁寧に扱いましょう。
商品やサービスを理解する
買う前に商品やサービスについて、十分な知識を持ちましょう。
思い込みで購入や利用をしてしまうと、がっかりすると共にやり場のない怒りが湧きかねません。
試しに、クレームをつけた後、自分の落ち度だと分かったという場面を想像してください。嫌な気分になったのではないでしょうか。
幸い、ほとんどの商品パッケージには説明や注意書きがあります。サービスについても、利用するときに不明点を確認すれば良いのです。
批評しない
商品やサービスを、その場で口に出して批評するのはやめましょう。
あなたが美味しくないと口走ったお弁当を、買おうとしているお客さんもいるのです。
人が良いと思っているなら、それで良いのです。あなたが良くないなと思ったら、そっとその場を去りましょう。
まとめ
買い物をするときでも、意識すれば親切は実践できます。
今回の内容が具体的な行動や更なる親切のヒントになれば幸いです。
ではまた!
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