こんにちは。見習い研究員のHIROです。
今回は電車における親切の実践編②として、電車内での親切について実践的なお話をしていいきたいと思います。
実践編
②電車内
電車内での振る舞いについて気をつけるポイントは、大きく分けて以下の通りです。
人に迷惑をかけない
電車内は非常に制約の多い、ストレスフルな環境です。
通勤時間を減らすことが心身の健康に繋がると示唆した研究結果もあります。
ただしこうした環境でも自分の行動をコントロールすることで、周囲に与えるストレスをグッと減らすことができます。
省スペースを心がける
狭い車内で大きくスペースを取ったら、周囲の人からよく思われるはずはありません。
注意したいのは足を組んだり、リュックを背負ったりするという行為以外に、何気ない仕草が大きく空間をとることがあるということです。
人には悪気がなくても、ついやってしまう癖というものがあります。
例えば立っている時の姿勢。真っ直ぐ立たずに、体を傾けたり、つり革に体重を大きくかけたりする。真っ直ぐよりも斜めの方がパーソナルスペースは広く見えがちです。
自分がどんな姿勢で電車に乗っているか、ちょっと振り返って考えてみるのもいいですね。
静かにする
隣にいる人のイヤホンから音漏れや大声での会話が聞こえてくると、騒がしく感じる人も多いでしょう。
反対に静かにしているだけで、周囲が感じるストレスを大きく抑えることができます。
本を読む
静かにするのにスマートフォンでゲームをする人がいますが、もっといい方法があります。
それは読書です。
スマホも悪くはないのですが、周囲へ与える影響が読書よりも大きいのではないかと懸念されます。
その影響の原因は「画面の光」と「集中しすぎること」です。
まず画面の光ですが、スマホを使う際に画面をかなり明るくしている方がいます。世間には画面の明るさが目に辛いという人もいます。また明るくしすぎることで、相手の視界に入りやすくなり、図らずも注意力を奪ってしまいます。
また集中しすぎることで、周囲の人の動きが見えなくなり、自分が迷惑をかけている場合に修正することが難しくなります。
読書であれば、これらの心配をほとんどする必要がありません。
紙は光ませんし、動かない文字や絵図が書いてあるだけなので、スマホほど注意を引きません。
電車内の配置に気を配る
電車内での快適性を決める大切な要素が、人員配置です。
と言っても一緒に遊んだり仕事をしたりするわけではなく、単純に位置どりの話。
しかしこれが侮れない重要性を秘めています。
入り口から奥に移動する
混んでいる電車に乗ったらとにかく奥へ移動しましょう。
なぜならそこが一番快適かつ安全だからです。
反対に危ないのがドアの両側。シートの両端部にある仕切り板や肘掛けに寄りかかっている方がいますが、全くおすすめできません。人の出入りが激しく、強制的に移動を余儀なくされます。
また寄り掛かることをメリットと考えているなら、再考してください。単に姿勢が悪いだけです。足腰に無駄な負担をかけています。
席が空いたら座る
席が空いたら躊躇せずに座りましょう。
困っている人に譲るという人がいますが、まず親切なあなたが座りましょう。
そして親切にも席を譲りたいと考えているのであれば、ゆっくり周囲を確認してから困っている人に開け渡せばいいでしょう。
よくないのが周囲で譲り合っているうちに、誰も座らなくて空席になること。
単に非効率です。空いたら恥も外聞も捨てて、まず座って考える。それらは後から拾い直せます。
人の流れに乗る
電車の中には様々な目的地に向かう人が乗り込んでいます。
だから混雑した車内で重要なのは、そうした人たちがスムーズに乗り降りできることです。
スムーズにいかないと電車の運行が遅れ、混雑が増し、更なるトラブルを引き寄せます。
それらを極力防ぐために、停車駅直前で周囲を見渡しましょう。荷物をまとめ始めたり、時計や携帯で何やら確認したりと、降りたいと思っている人がわかるはずです。降りたい人が多いのであればその流れに乗って、逆らわないことです。
無理をしない
鉄道会社から見ると、あなたも電車に乗る大切なお客様の一人です。
お客様に快適に、安全に移動をしてもらいたいと考える以上、心身が不調な時に乗ってほしいとは考えていないでしょう。
あなた自身をケアするのも、誰かに対する親切になり得ます。
体調が悪い時は休む
これまた当たり前のことと思われるでしょうが、体調の悪い時は電車に乗らないようにしましょう。
あなたの健康より優先させる仕事や用事なんて、まずありえない。休んでください。
優先席を活用する
あなたが若くて健康であったとしても、優先席を使う権利はあります。
誰だって具合の悪くなることはあります。
必要に応じて活用すればいいのです。そのほうが全体としては良いのです。
途中駅で降りる勇気を持つ
辛さが酷くなるような予感があるなら、余裕があるうちに途中下車して休みましょう。
予感が外れても気にしないでください。休んだから良くなっただけです。
そのまま乗っていたら、あらぬ惨事が起きたやもしれません。
まとめ
電車内は閉鎖された空間です。
その中では快適なことをするというよりも、不快な出来事を減らすことが求められます。
親切な人には当たり前の内容も多かったと思いますが、何か一つでもお役に立てる項目があったのであれば嬉しいです。
ではまた!
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