日常の中で親切をしていくと、どうしてもうまくいかずストレスを感じることがあります。
それは必ずしもこちらのミスによるものではありません。
相手側から一方的に与えられることもあるでしょう。
今回は親切を行った時に発生するストレスについて考えます。
ストレスの種類を考える
まずは人が感じるストレスの種類について解説します。
ここでは話をわかりやすくするため、2つの軸で考えていきます。
精神的なストレス
ストレスといえば、精神的なものを思い浮かべる人も多いかと思います。
辛い。悲しい。寂しい。
程度の差こそあれ、多くの人が日常的に感じているストレスでしょう。
身体的なストレス
もう一つの代表的なストレスが、身体に感じるストレスです。
疲労や痛みといったわかりやすいものから、光や音、匂いなどもストレスになります。
ストレス対策を取る
ではストレスに対してどのような対策が考えられるでしょうか。
回避する
ストレスそのものを回避する方法です。
例えば、
・逃げる
・遠ざける
・隠す
などがあります。
どんなストレスも当たらなければどうということはない、という発想ですね。
軽減する
ストレスを受けても耐えられる程度に軽減する方法です。
例えば、
・起きた事象の解釈を変える
・何かの力を借りて対応する
・ストレスの原因を減らす
などがあります。
どうにかしてストレスが発生させている影響力を減らそうというわけです。
回復する
ストレスを受けても回復する方法があれば問題はずいぶん軽くなります。
例えば、
・リラックスできる趣味を持つ
・しっかり眠る
・話を聞いてくれる家族や友人がいる
などがあります。
確かにストレスは辛いものですが、こうした回復方法があるとわかっていれば、ストレスの感じ方もずいぶん違ったものになるでしょう。
糧にする
ストレスそのものを力に変えます。
こちらが前進するための糧にするわけです。
例えば、
・悔しさをバネにして、成功するための努力をする
・失敗の苦しさを忘れず、やり方を改善する
・不安を受け止め、慎重に物事を進める
などがあります。
過度なストレスは心身に明らかに悪影響を与えますが、このようにポジティブな行動に結びつけることもできるのです。
親切な人が感じやすいストレスとは
それでは親切な人はどのようなストレスを感じやすいのでしょうか。
ここでは代表的なもの3つと対策についてご紹介しましょう。
後悔
親切な人の日常は判断の連続です。
中でも親切をするかしないかは大きな割合を占めます。
例えば、
「あの人に手伝いを申し出ればよかった」
「あの人に手伝いを申し込むんじゃなかった」
などは親切をしようとする人にはお馴染みの悩みでしょう。
明らかな判断ミスもありますが、一方で同時に実施して比較しなければ答えが出ないようなケースもあります。
にもかかわらず親切な人は後悔によるストレスをとても感じやすいのです。
対策としては、回復と糧にすることが有効です。
後悔によって傷ついた心を回復させ、ある程度落ち着いて受け止められるようになったらそれを糧にして前に進みましょう。
自責の念
親切な人は周囲に気を配りすぎているので、何にでも関わろうとしがちです。
その結果、自分の役割ではないことにも責任を感じて行動してしまいます。
人間の能力や時間が限られている以上、どこかで限界が来るのは当たり前です。
でも親切な人はそれを受け止めることができずに、
「ああなったのは私の責任だ」
と自責の念に駆られます。
このように背負わなくていいものを背負いがちなのが親切な人なのです。
対策としては回避や軽減が有効です。
「これは自分の責任ではない」
「他にも責任を負う人はいる」
このように考えて負担から逃げたり、減らしたりしましょう。
疲労
親切な人は疲労を強く感じることになります。
正確には、疲労を抱えることになるという表現になるでしょうか。
他人のために多くのことをしようとする傾向が強いので、必然的にハードワークになりやすいのです。
しかし親切をしている間は人の役立てているという充実感でいっぱいなので疲労を感じることは少なくなります。
問題は時間が経った後です。
蓄積された疲労は心身に大きなダメージを与えています。
有効な対策は軽減と回復です。
何でもかんでも背負いこむのをやめ、自分にできる範囲のことをするのです。
そして定期的に回復の期間を設けること。
これだけでかなりストレスによる悪影響を防げるでしょう。
まとめ
・ストレスの種類を知って対策しよう
・親切な人が感じやすいストレスがある
・特に後悔、自責の念、疲労は注意
ではまた!
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