人に親切をしていく中で、
「もっと大きな貢献をしたい」
「たくさんの人に親切にできる方法はないか」
という考えを持ったことはないでしょうか。
1回の親切で多くの人に、たくさん喜んでもらえたら素晴らしいことです。
しかし現実にはなかなか難しいところ。
原因の一つは制約です。
簡単に言えば「やりたくても、ブレーキやバリアがあってうまくいかない」ということです。
今回はそんな制約を超えて親切を行う方法について考えます。
なぜ親切は制約されるのか
それではなぜ親切には制約が存在するのでしょうか。
基本的には次のようなことが原因として考えられます。
問題が複雑すぎる
親切を行うような場面では、多くの場合で問題が複雑です。
問題解決には現状把握が欠かせませんが、その把握が難しいのです。
人、場所、時間、道具。
どれをとっても複数の要素が絡んできます。
複雑すぎる現実をうまく掴めないことが、制約の一つです。
万人に使える方法がない
親切を行うことは、問題を解決することでもあります。
ところが現実が複雑で把握しづらいと、有効な対策も一つではありません。
しかも対策があれば、まだ良いのです。
時として、何もできないということさえありえます。
制約と効果は裏表
どんな時にも使える方法がない以上、状況に応じてやり方を変える必要があります。
範囲や人、手順、程度など制約をつけることによって、状況に適した親切を行うことができるのです。
つまり制約と効果はコインの裏と表。
大きな効果をあげるために範囲を絞ったり、範囲を広げるために効果を小さくしたり。
目的のためにこうした調整を行う必要が出てきます。
やり方を変える方法
親切に制約があるとして、それを受け入れるしか方法がないのでしょうか。
もちろんそういった場合は存在します。
一方でやり方を変えることによって、違う成果を期待することもできます。
ここではやり方を変える方法についてご紹介しましょう。
省略する
行っていた手順の一部を省きましょう。
いらないものを削り、本当に必要なものを増やせば効果をあげやすくなります。
組み替える
一つの親切は複数の工程で構成されています。
この順番を組み替えてみることで、新しい可能性が見えてくるかもしれません。
反対をやる
従来の方法の反対をやってみましょう。
全てを変える必要はなく、一部でも大丈夫です。
足す
方法を足してみましょう。
これまでの親切で何か足りない部分があったかもしれません。
少し工夫することで効果が上がることは珍しくないので、そうした重要ポイントを探してみるのも良いです。
かける
足すと似ていますが、こちらは上級テクニックです。
複数の効果を一つの行動にまとめることができないか考えます。
特に元々効果があったもの同士を掛け合わせることを試すのは価値があることです。
やめる
その方法自体をやめて、ゼロから新しく方法を考えます。
労力はかかりますが、「これができなかったら」と思考することはこちらの視野を広げてくれるでしょう。
注意点
最後にやり方を変える方法についての注意点です。
変える必要はないかも
そもそもやり方を変える必要はあるのでしょうか。
うまくいっているなら変える必要はないかもしれません。
目的を軸に考える
変えることを目的にするのはオススメできません。
やり方を変えても、それが効果的とは限らないからです。
「何のために」を深く考えることが大切になります。
まとめ
・親切には制約がある
・制約を取り払うにはやり方を変える
・ただし変えることを目的にしてはいけない
・本当にやりたいこと、目的を中心に考えよう
ではまた!
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