こんにちは。見習い研究員のHIROです。
親切は素晴らしいことだと思っている方は多いかもしれません。
でも、しんせつラボのスタンスは「あったらいいもの」くらいの感じです。
それは人として理想的な行為の一つとして考えて親切をすることのデメリットが大きいと考えるからです。
今回は親切に理想を持ち込むことについて考えます。
理想を持つデメリット
現実とのギャップに悩む
親切がうまくいけばいいですが、現実はそんなに甘くありません。
理想を持つことで期待が高くなりすぎて現実と比べた時、その差に対して気分が落ち込んでしまうのです。
自信を失う
理想は高い目標設定につながります。
例えば、
・誰かの人生を変えるような親切がしたい
・毎日1回は親切をする
・頼まれたらNOとは言わない
などは理想としては素晴らしいものの、達成が困難であることがほとんどです。
自分ができると思ったことができない場合、自分に対する信頼を失います。
自信がなくなると、リスクを恐れて行動量が減るかもしれません。
結局、理想とはかけ離れて行ってしまうのです。
無理をしてしまう
一方で自信がなくなってくると、焦り始める人もいます。
そうなると早く結果を出さなければという思いから、無理をするようになります。
親切における無理とは、
・必要性のない手助け
・相手の意向を無視して、こちらの都合を優先する
・過剰なアドバイス
・何かないか、やたらと探し回る
などが挙げられます。
明らかに不自然で、相手のことを考える本来の親切とは違うものだとわかるでしょう。
気軽に始める
以上が理想なんて持たない方がいい理由です。
でどんなスタンスで親切を行えばいいのでしょうか。
キーワードは「気軽さ」です。
最適解ではないかもしれませんが、次のような姿勢がオススメとなります。
親切にしようと思わない
何がなんでも親切をする必要はありません。
「困っていたら助ける」
「役に立ちそうならやってみる」
くらいの感じでいいのです。
「〜しなければならない」という発想はこちらの精神に負担が大きすぎます。
「〜ならいいな」くらいでちょうど良いのです。
1日を振り返る
自分の行動の中から親切を見つけましょう。
そのためには1日振り返って、誰かに対する貢献を思い出すのがオススメです。
例えば、
・ミスをフォローした
・手伝いをした
・代わりにやってあげた
・話をゆっくり聴いた
・何かを教えてあげた
など、人との関わりの中で実際に行った親切を数えてみましょう。
思うだけでも十分
実際に誰かに親切にしなくとも、考えるだけで効果はあります。
シミュレーションになるからです。
試しに親切をしようと想像してみてください。
おそらく次のようなトピックについて考えるはずです。
・いつ
・どこで
・誰に
・どんな親切を
・どうやって
・どうなる
これらを検討していくと、曖昧な点や良くわかっていなかった点が見えてきます。
加えて、想像力も鍛えることができるため、効果的な親切を行いやすくなります。
注意点
実現できそうな理想はOK
理想が全部ダメということはありません。
達成できそうなことなら別に問題はないでしょう。
計画を立てて進めるのもOK
高い理想もスモールステップでなら叶えられる可能性が高まります。
計画を立て、少しずつ達成するという方法です。
無理をしないように管理し、失敗や挫折を織り込んだ計画であれば、挑戦する価値はあります。
まとめ
・理想なんて持たない
・無理はしない
・気軽に、できることから始めてみよう
ではまた!
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