【後編】どれくらい親切かレベルを測る方法を考えてみた

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

前回の記事で親切さを測ろうとするととんでもなく大変だということがわかりました。

今回は「ではどうしたらいいか?」という問題について考えていきたいと思います。

前回の記事とこの記事はこんな人にオススメです

・自分や他人の親切さがどれくらいなのか測ってみたい

目次

親切さを測るためには

基準をゆるくする

親切さを完全な形で評価することには膨大な計算が必要です。

しかもその計算でさえ、数値化が難しい要素が多く、完全かどうか疑問符がつきます。

であれば方針を変えましょう。

完全なものではなく、そこそこ使えるものを目指すのです。

意図と行為を重視する

結果には複数の要因が関わってきます。

そのため、どれが自分の親切の結果なのか、わからないという事態が起こります。

因果関係を明らかにするには、とんでもなく膨大な情報と評価の処理が必要ですから、結果にどの程度関わったかについては不問にしたほうがいいでしょう。

それよりも親切にしたいという意図と親切のつもりで行った行為を評価すべきです。

主観で評価する

客観的な指標を作るのが難しい以上、主観に頼るほかありません。

他人に聞くことはできますが、関係者に聞いて回ることはあまり現実的ではないでしょう。

自分の評価が正確でない可能性はありますが、それをいえば他人も同じです。

複雑に要素が絡む以上、自分自身の判断を中心にした方が効率的と言えます。

親切の事実を集める

一方で主観の誤りをある程度は防止する必要があります。

そのために自分自身が行った親切の事実を把握することが効果的です。

と言ってもそこまで厳密に行う必要はありません。

記憶ベースで大丈夫です。

親切さ測定テスト(試作版)

ということで親切さを測るテストを考えてみました。

興味のある方は次の質問をご自身にし、1〜5点で回答してみてください。

問題1

問1 最近いつ親切をしましたか?

1点「半年以内」

2点「1ヶ月以内」

3点「1週間以内」

4点「昨日」

5点「今日」

問題2

問2 その親切の結果に満足していますか?

1点「強く不満がある」

2点「やや不満がある」

3点「どちらとも言えない」

4点「やや満足している」

5点「とても満足している」

問題3

問1 あなたは自分を親切な人だと思いますか?

1点「全然そう思わない」

2点「あまりそう思わない」

3点「どちらともいえない」

4点「少しそう思う」

5点「強くそう思う」

採点

以下の通り、点数の集計を行ってください。

問1と3・・・点数をそのまま合算

問2  ・・・以下の点数に変換

1点&5点 → 1点

2点&4点 → 3点

3点    → 5点

あなたの親切さは以下の通りです。

■3〜6点の方

→ 残念ながら親切さは低いようです。。

■7〜10点の方

→ 親切さは中ぐらいです。問題ありません。

■11〜15点の方

→ とても親切な方だとお見受けいたします。

出題意図

「こんな簡単で短い質問で何がわかるのか?」

と思われる方もいるでしょう。

このテストには先に書いた「親切さを測るため」という考え方に加えて、以下の意図を込めています。

問題1:親切の事実を確かめる

あなたが明確に親切をしようとして、行動したかを確認して欲しかったのです。

この質問をされて、最近の出来事をあれこれ思い起こしたはずです。

そして何が親切で何が親切でないか考えていただいたかと思われます。

この検討作業こそ、複雑な計算に勝る評価方法です。

問題2:親切の結果を振り返る

あなたが親切の結果をどう認識しているかの確認です。

これについては不満も満足も、極端な結果は点数を低くしました。

親切な人は決めつけることをほとんどしません。

どこかに反省するポイントがあれば、一方には良くできたポイントもあるはずなのです。

そうした広い視野や思考ができているかを確認するための問題でした。

問題3:自己イメージを確認する

上記2問の回答を通じて事実を思い出したり検討したりした後で、自分が親切な人間かどうか、あなた自身で判断してもらうための問題です。

事実を踏まえた上であればそれほど大きく真実から離れた評価はしないでしょう。

注意点

テストの精度は不明

あれこれ考えたので今回のテストがそれなりの精度を持っているとは考えます。

しかし何の検証もできていません。

しんせつラボ独自のものですので「こんな考え方もあるよ」程度のものです。

おそらく再現性がまるでないことでしょう。

その時その時の瞬間的な親切さを測っているに過ぎません。

この辺りは今後もっと色々考えて、より役立つようなものを作っていきたいです。

まとめ

・完璧な結果を求めなければ道は開ける

・自分のことは自分がよく知っている

・事実に基づいて考えてみよう。そして正直に

ではまた!

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