こんにちは。見習い研究員のHIROです。
前回は注意をする人に向けて親切さを活用することをオススメしました。
しかし実際には注意する場面よりもされる場面の方が多いという人もいるかと思います。
そこで今回は注意をされた時に、どう親切さを活用するかをご紹介します。
こんな人には親切な対応が必要
感情的になっている
感情的になっている人は正常な判断ができません。
怒りや不安、失望などで心がいっぱいになっています。
であればあなたの親切さを持って、その人の心に余裕を作ることが解決への第一歩になります。
「あなたのため」と言ってくる
「あなたのためを思って」
という人は100%自分の事しか考えていません。
本当にあなたのことを思って大切にしてくれる人は、一つのやり方や考え方を押し付けたりはしないです。
「あなたのために」と言う前に必ずあなたと対話し、あなたがどうして失敗したのか理解を深めようとします。
「あなたのためを思って」と言うのは、「あなたのためを思って私が考えた方法を実行せよ」という相手を支配したいという気持ちの表れなのです。
思いつきの提案
パニックの一種です。
深く考えたり何か調べたりせずに、思いつきであれこれ提案するのは本当の解決を目指しているのではありません。
「早く私の不安や恐怖を解決してくれ!」という、注意してくる人本位の行動なのです。
上から目線
現実逃避です。
注意をする以上、あなたと相手には利害関係があります。
利害関係がある以上は、結果に対して一定の責任があります。
にもかかわらず次のような上から目線の態度をとる人は現実から逃げていると言えるでしょう。
・私ならもっとうまくやれた
・どうして失敗に気づけなかったのか
・なんでそんなことをしたのか
このように自分を上位に立たせて、
「あなたと私は関係ありません」
「私に失敗の影響を及ぼさないで」
と現実に合わないことをあなたに要求しているのです。
親切さの活用例
話をじっくり聞く
注意をしてくる人は何かをいうことで安心したいのです。
まずは何も口を挟まず、話を聞きましょう。
その際に相手が話しやすいようにうなづきや合いの手が重要です。
反応に乏しいと相手は不安になり、それが怒りの原因になります。
一度関係がこじれてしまうと、相手も振り上げた拳をあなたに振り下ろさざるをえなくなるのです。
実際にやってみる
相手の思いつきに付き合ってあげましょう。
「それじゃ効果ないな」
「え、何の意味が?」
と思ってもやってあげる。
相手だって十分に考えたことではないので、そこまで思い入れもないのです。
とりあえずやってみて、それで気が済んで落ち着くこともあります。
反論や指摘をしない
どんなにあなたが正しくても、注意してくる相手は反論や指摘を受け入れるだけのキャパシティがありません。
無視されるくらいなら良いのですが、中にはあなたに危害を加えてくる人もいます。
反論や指摘は相手が落ち着いて、話を聞く余裕を持ってからにしましょう。
良い点を探す
相手からの注意や指摘もあながち間違いばかりとは限らないです。
中には注目すべき優れた意見があることも。
注意を受けているときにも、そうした良い点を探すようにすれば前向きな気持ちで相手と接することができます。
相手も自分の意見が受け入れられれば、当初のパニックは収まり、徐々に冷静さを取り戻して何が問題解決に役立つのかに意識を向けるでしょう。
注意点
違う常識を持つ人に付き合う必要はない
注意する人の中には、厳しく接することがもっとも有効な手段であると思い込んでいる人もいます。
パニックが原因ではなく、そもそもの考え方が違うのです。
そうした人の考えを変えるのはかなり難しいため、付き合わない方が無難と言えます。
自分で譲歩できる基準を決めておく
相手に合わせることは親切さの表れですが、その結果としてあなただけが嫌な思いをするのは不公平です。
もちろん多少の譲歩が必要な場面というのはあります。
ただし度が過ぎれば、親切をすることのメリットよりデメリットが大きくなるでしょう。
そうならないために、あらかじめ基準を設けておくことが重要です。
例えば、
・相手の提案を受け入れる回数を決めておく
・相手に付き合う時間を決めておく
・相手がこちらの話を遮っても良い回数を決めておく
などを決めておき、基準に達したときは親切さを発揮する必要はありません。
また今後の付き合いも見直した方が良いでしょう。
一番大事なのはあなた自身です。
合わない相手と付き合って時間や労力を無駄に使ってしまうのは、とても勿体無いことだと思いませんか?
まとめ
・注意してくる人は精神的に追い詰められている
・親切を使ってお互いの心に余裕を作ろう
・ただし親切にするだけでは相手に都合よく使われてしまうことも
・基準を設けて、過度な負担をしないよう
・自分を大切に!
ではまた!
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