こんにちは。見習い研究員のHIROです。
さて前回の続きで、いよいよ「役に立つけど親切じゃないモノ」について考えていきます。
役に立つけど親切じゃないモノとは
どのような条件を満たしていれば「役に立つけど親切じゃないモノ」なのか。
まずは条件を挙げていきましょう。
一つ一つの条件は絶対ではありません。
しかし当てはまれば当てはまるほど、その傾向は強くなりそうです。
自動で何かしてくれる
自動で色々やってくれるモノは便利です。
しかしその反面、余計な干渉となることもあるでしょう。
ある程度こちらの意思が反映できたり、手がかかることによって練習になったりするものの方が親切である場合が考えられます。
他人の利益で動く
これは誰かにとっては役立つモノでも、あなたにとっては利益を損なうモノです。
そのモノを使う人はそれによって誰かを攻撃したり、誰かを騙したりすることができます。
メリットよりデメリットが大きい
モノが役に立つかどうかは状況によっても異なります。
最初に期待されていたメリットを上回るデメリットが発生する場合もあるでしょう。
またそもそもメリット自体が小さく、デメリットが大きくなりやすいモノも考えられます。
快適すぎる
快適さを求めるのは自然なことです。
ただし人をダメするという場合もあります。
苦しい状況を改善するために使うのであれば問題ないことも、快適さを求めすぎて挑戦や行動の妨げになってしまっては良くありません。
事例
では身近にある「役立つけど親切じゃないモノ」について紹介していきましょう。
スマホ
スマホは便利です。
もちろん私も使っています。
しかし気をつけないとあっという間に時間を奪っていきます。
例えばゲームの依存性。
私も過去、生活をスマホゲームのイベントに合わせていた時期がありました。
楽しむ分にはいいと思いますが、生活に支障が出るのは困ります。
また、スマホの問題点は注意を引きつけようとするところです。
仕事や勉強が中断され、また同じ状態に持っていくのに時間を浪費してしまいます。
加工食品
加工食品が全部良くないということはありません。
冷凍の野菜や果物、魚の水煮缶など体に良いとされているものがたくさんあります。
ここではいわゆるジャンクフードと呼ばれるモノを指します。
ただその線引きが難しいので加工食品としました。
手軽に調理できて、美味しくて、保存もきくのですごく便利です。
しかし次のような難点がありますので、使い方には注意が必要です。
・美味しいので食べすぎてしまう
・カロリーが高い
・価格が割高になりやすい
・栄養バランスを崩しやすい
ちなみに私は一時期ポテトチップスにハマっていたことがあり、夕食後によく食べていました。
そのころは体重が重かったのに加えて、肌荒れとかお通じとか体調もあまり良くなかったですね。
もちろん加工食品だけが原因ではありません。
しかし食事に気をつけてから、自然と周辺の生活習慣も見直したので、意識することは大切かなと思ってます。
エンタメ系サービス
動画や音楽、本など様々なエンタメを提供してくれるサービスです。
正直、無限に見ていられます。
素晴らしいコンテンツがたくさんあるからこそ、それだけに時間を使ってしまうことはもったいないことです。
消費する時間だけでは、勉強する時間も考える時間も、休憩する時間も取れなくなってしまいます。
どんなモノでも使い方次第か
それはそう
ご紹介した事例からも分かるとおり、使い方次第というところが大きいです。
便利だけど、使い方によっては親切さがなくなってしまうということです。
裏を返せば、「使い方さえ間違わなければ、ほとんどのモノは親切に使える」ということになります。
デザインの問題
とはいえモノによって親切に使いやすいかどうかの傾向が変わってくるのも確かです。
例えば加工食品の多くはたくさん食べてもらえるように、入れる必要のない香料や調味料などを使うことで食欲をかき立てます。
食品メーカーはその方が売れるのでいいですが、消費者の健康にはあまりよろしくありません。
便利さの反対側を見る
親切さと便利さは重なるところが多いです。
しかし今回見てきたように決定的な違いもあります。
・誰かにとってはメリットでも、他の人にとってはデメリットになる
・良いと思っても、実は気付きにくい悪い影響がある
便利さの反対側にあるのが、親切なのか悪意なのか。
今後も考えていきたいところです。
まとめ
・便利さと親切さは違う
・良いと思ったものにも、悪い面があるかも
・モノを使うときは、考えて選択していこう
ではまた!
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