こんにちは。見習い研究員のHIROです。
失敗が好き、失敗をどんどんしたい、という人はあまり多くないでしょう。
人間誰しも失敗したとなると精神的にショックを受けますし、周囲からの評価が下がるのではと思ってしまいます。
しかし親切に失敗はつきもの。それどころか、失敗が親切をより強くしてくれます。
今回はそんな失敗と親切の関係について考えます。
成功だけ求めることは可能か
確実に成功する親切とは
まず確実に成功するということはありません。
どんな親切も失敗のリスクがあることは過去お伝えしてきた通りです。
ここを無視すると大抵は成功しても大した効果がないか、むしろ大きく失敗することになります。
また、かつて上手くいった親切も、タイミングを間違えると失敗します。
成功だけ得る条件
これを繰り返していくと、やがてあなたの親切メニューは失敗だらけとなり、何もできなくなるという痛ましい結果になってしまいます。
そこで多くの人は失敗するリスクを取り除こうとします。
原理は単純。以下の2つのポイントをチェックすればいいのです。
① その親切は実行可能か
② その親切がうまくいかないとどうなるか
そもそも実行できなければ、どんな親切もうまくいく可能性は低くなります。
また失敗した時に回復不能なダメージが発生するのであれば、実行は慎重にしたほうがいいでしょう。
「この2つをクリアすれば、少なくとも失敗はなさそう。。」
いえいえ、これはあくまで理想。以下の条件を満たさないと機能しません。
① 親切が実行できなくなった時の対策がある
② 予期しない出来事が何も起きない
「絶対できる」「こんな簡単なこと」・・・死亡フラグですね。
できると思っていたこと自体に間違いが含まれていることがあります。どんなことにもバックアッププランは必要です。
また全ての情報を得ていない限り、予期せぬ事態というのは発生します。
要するに成功だけを得ようとするのは無理があるのです。
失敗の使い道
そもそも失敗とはそこまで回避しなければいけないものなのでしょうか。
進んで失敗する必要はありませんが、失敗からもメリットを得られるのであれば、選択肢は広がります。
それまで成功パターンしか存在しなかった方法に、失敗という新たなパターンが加わることで、構造的に強くなるのです。
ではそんな失敗を使った強化の事例をいくつかご紹介しましょう。
他人の失敗を先取りする
何かに失敗しても経験は残ります。
これを誰かに伝えるだけで、他人の参考になったり、行動の改善に役立てたりすることができるでしょう。
未来の失敗を防ぐ
親切が一回きりで終わることはありません。
同じようなことを行うチャンスが来た時に、より良くするために失敗を活用できます。
新しい視点を得る
失敗によって新たな視点を得る場合があります。
例えばAという方法がうまくいかなくても、Bという方法があるのではないかと気づきやすくなります。
モチベーションを高める
失敗のショックは辛いものです。
しかしショックから立ち直ろうとする過程で、今度こそ成功させようという気持ちになることがあります。
長い目で見ると「あの時の失敗があったから成功したなあ」ということは少なくありません。
まとめ
・成功だけするなんて無理
・失敗してもいいようにする
・失敗によって親切が強くなる
失敗は成功のもと。
今回の記事が失敗を乗り越えて一歩踏み出す人のお役に立てれば幸いです。
ちなみに失敗から立ち直る方法については過去記事で書いていますので以下をご参照ください。
ではまた!
コメント