こんにちは。見習い研究員のHIROです。
「夢中になれることを探して、一生懸命やる」
進学や職探しの時に一度は聞く主張ではないでしょうか。
確かに夢中になってできることに出会い、それをずっと続けることができたら素敵ですね。
では親切の場合はどうでしょう。
今回は自分が夢中になれる親切について考えてみます。
夢中になれる親切とは
夢中になるとは
まずはいつものgoo辞書から。
物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。「夢中で本を読む」「競馬に夢中になる」「無我夢中」
出典:goo辞書
熱意を持って、全身全霊で何かを行う姿が目に見えるようですね。
そもそも親切で夢中になれるのか
親切で夢中になれるかどうかは、種類や状況によります。
一つの親切を夢中で行うということはあり得るでしょう。
困っている人を懸命に助けているときは、一心不乱に取り組むことがあります。
一方で次々と親切を行うという意味での夢中はあまり起きないように思われます。
親切は相手があってのものです。こちらが親切をしたくとも適切ない相手がいるとは限りません。
夢中になる条件
先の辞書の定義から考えると次のような要素が必要と考えられます。
熱意を持てる
「なんとかして目の前の人を助けたい」「あの人の役に立ちたい」
夢中になるためには並々ならぬ熱意が必要です。
熱意があればこそ困難を乗り越え、親切を貫徹することができます。
集中できる
一つの状況に没頭できる集中力も必要になります。
熱意があったとしても、集中できなければ親切をやり切ることは難しい。
他の状況は目をくれず、今起きていることに集中します。
親切に夢中になると
メリット
能力を最大限に発揮できる
熱意を持って集中するのですから、能力を発揮しやすくなります。
親切を受ける相手にとっては非常に大きなメリットとなり得ます。
積極的になる
夢中になった時に不安や迷いはありません。
良いとか悪いとかを考えず、ただひたすらに親切を行う。
周囲からはとても積極的な人物に見えるでしょう。
デメリット
視野が狭まる
その親切に集中するあまり、他のことへの注意が疎かになります。
何もなければそれで良いのですが、何事もイレギュラーは存在します。
夢中になると不測の事態に対応することが難しくなるでしょう。
バランスが悪くなる
熱意のあまり、相手と自分、そして周囲とのバランスが崩れても気にしなくなります。
親切は相手あってのものです。
気持ちが先行しすぎて、相手を軽んじやすくなることもデメリットです。
結局どうすればいいか
夢中になることを目標とするのはおすすめできません。
無理に熱意を持とうとか集中しなくてはなどと思うのは、デメリットの方が大きく、せっかくの親切を台無しにしてしまうでしょう。
一方で親切を行なった結果、夢中になるのは良いのです。
それは必要や必然性があって、自然と夢中になっているからです。
目標や理想を定めず、状況や相手に応じて親切を行う。これが夢中になることのデメリットを抑えつつ、メリットを最適化する方法です。
まとめ
「夢中になれる親切」とは結果であり、目標ではありません。
無理くり理想に合わせようとすると、それは歪な親切になってしまいます。
今回の記事が「親切をするぞ」と少し力みすぎの人にとって、「自然体でいいんだ」とリラックスできるきっかけになったのであれば幸いです。
ではまた!
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