話をよく聞く親切な人とうまく主張できずにいる人の違い

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

あなたは相手の話をきちんと聞いていますか?

世間では話をよく聞けることは良いことであるという常識はあるものの、いざ会話になると自分から話しすぎたり、相手の話を遮ってしまったりする人を頻繁に見聞きします。

一方で相手の話をよく聞こうとするあまり、自分からほとんど主張できない、話すことができないという人もいます。

今回はきちんと相手の話を聞きつつ自分の主張ができる人とそうでない人の違いについて考え、どうすれば相手の話をよく聞くことのできる親切な人になれるか説明します。

目次

会話が難しくなる原因

まずは会話がうまくいかず、失敗とまではいかなくとも、相手と難しい雰囲気になってしまう原因を考えてみましょう。

自分が話したい

相手のことを考えず、自分のことだけ話そうとすれば、嫌がられるのは当然です。

相手が何か言いかけても取り合わず、後からフォローもしないというのであれば、相手に対して「あなたのことは軽く考えています」と宣言しているようなもの。

また相手の話題から連想して「〇〇と言えば、この間さあ・・・」などと話し始めるのも、あまり好かれる行為ではないので注意したいものです。

相手の話を決めつける

相手の話を遮る原因の一つは、早合点です。

話を最後まで聞かない、あるいは細部を確認せずに、「わかった。〇〇っていうことなんだね。私は・・・」と話出してしまう。

相手からすると、話そうとしていたところを制止された上に、全く考えてもないことを言ったかのように扱われることになります。

これで機嫌が良くなるという人はかなり珍しいかと思います。

感情が抑えられない

相手がおかしいことを言った時に、ネガティブな感情が湧いてくることがあります。

それ自体は正常な反応です。

しかし問題はその後に詳細や真偽を確認することなく、怒りや不満を相手にぶつける場合です。

感情を伝えることは大切ですが、相手が受け入れやすい方法を考えましょう。

なぜ主張することができないか

次にうまく主張ができない人の原因を考えてみましょう。

早く会話を終わらせたい

そもそも主張したいことがなければ、主張できるはずもありません。

そうした時に早く会話を終了させるため、あえて黙るという選択肢をとる人がいます。

主張が通る見込みがない

主張はあるけれども、相手に受け入れる余地がない時も、主張することはできないでしょう。

特に話すぎる人の場合、相手の主張を聞く前に「〇〇(相手の主張内容)なんて絶対に受けられない」というようなことを言ってしまいがちです。

本当は交渉の余地があったり、相手によって判断を変えたりすることがありえる場合でも、言われた方は萎縮してしまい、話し出すきっかけを失ってしまいます。

相手の話を聞いていない

相手の話を聞く気がない場合にも主張は生まれません。

相手には何も求めない、何を言っても無駄だと思っている場合、相手の話を聞く必要を感じず、結果としてこちらから主張することもない。

あるいは何らかの原因で相手の話している内容を理解できない場合、やはり主張することはできないでしょう。

親切な人は話を聞きながら主張できる

では親切な人は相手の話にどう対応しているのでしょうか。

質問で相手を理解する

親切な人は相手が誰であっても、まず話を聞いて理解しようとします。

そのために重要なのが、質問です。

質問によって相手の意図を明確にし、自分の意見をまとめやすくします。

感情ではなく価値観を優先する

ネガティブな言動で傷つくのは親切な人も同じです。

しかし親切な人はそれにすぐ攻撃的な反応を示すことをしません。

それよりも自分が大切にしている価値である「親切」を優先させて行動します。

具体的には相手の言動の背景や文脈の確認です。

感情に任せるところのみによって行動すれば、後悔する可能性はかなり高いでしょう。

相手のために主張する

親切な人は相手のために主張します。

それは相手の話が指す、本当の目的を達成するためです。

相手と自分の目的を合わせることで、相手のために主張するということが可能になります。

そのために自分の価値を理解し、相手の状況を掴むための質問をしているのです。

まとめ

うまくいかない会話は自分と相手の目的がすれ違っています。

親切な人はその目的を素早く察知し、すり合わせを行うことで、会話を生産的な性質に変えることができるのです。

と言ってもこれはかなり難しいスキルです。また必ず目的のすり合わせができるとも限りません。

今回のお話が少しでも親切な人の会話に近づくことに役立てたのであれば幸いです。

ではまた!

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