親切と感謝はどちらが大切か

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

今日は親切と感謝はどちらが大切か。その理由について考察していきます。

ちなみに結論から書きますと、感謝の方が大切です。

目次

なぜこの二つを比較するのか?

親切を増やそう!というのが当ラボの目標です。

その理由としては親切は増えても誰も困らないからです。

しかし親切以外に増えても困らないものはあるのではないか。

そう思われる方もいるかと思います。私もそう思いますし。

その一つとしてふと思ったのが「感謝」でした。

感謝もたくさんあって困るものではありません。

親切同様、感謝するのもされるのも、とても気持ちがいいものです。

しかも親切よりも簡単。口頭でも、テキストでも、伝えるのはとても楽です。

まあ本当は感謝も工夫する余地はたくさんありますが、親切よりは概ね簡単と言えるのではないでしょうか。

感謝の方が大切な理由

では親切と感謝、どちらが大切か。

それは感謝です。

理由は以下の3つです。

①すぐできる

②簡単

③相対的に高いリターンが得られる

それぞれ解説していきましょう。

まず①ですが、すぐできます。数秒あれば十分です。

そんなに工夫しなくても良いです。

何かしてもらったら「ありがとう」

普段の行動に対して「ありがとう」

存在に対して「ありがとう」

全方向に、即座に実行可能です。

すごい。

次に②の簡単であるという点。

先程の①を見てもらってもわかるかと思いますが、とにかく簡単。

これまで当ラボで考察してきた親切の手間(相手の状況を確認する、タイミングを図る、適切な手段を選ぶなど)と比べて、口頭でもテキストでも仕草でも、伝えれば良いのです。

簡単ということは行う回数も増やしやすいです。

一般的に感謝がマイナスに作用することはまずありませんから、どんどんポジティブな価値を世の中に送り出せます。

すごい。

最後の③ですが、親切と比較して高いリターンが得られます。

ここでいうリターンとは金銭を含めた価値です。

過去の記事を見てもわかりますが、親切は難しい。

一方、感謝は簡単です。

どちらも価値を生むことに変わりはありませんが、回数を重ねられる方がトータルリターンは大きくなります。

すごい。

それでも親切を増やした方がいい理由

ではなぜ当ラボは「ありがとうラボ」ではなく「しんせつラボ」なのでしょうか。

親切には感謝にない素晴らしい点があるからです。

①感謝とは全く性質が異なる

②新しい価値を生み出せる

③成長できる

まず①ですが、親切と感謝は全然違う行動です。

これが何を意味するかと言えば、価値を積み増せるということです。

感謝単体よりもプラスの価値を付け加えることができるのであれば、やらない手はありません。

次に②ですが、親切は新しい価値を生む可能性があります。

というのも感謝は現状の追認でしかありません。

「将来、新しい価値を生み出すことになってありがとう」などというセリフは存在し得ないのです。

一方の親切は相手の状況を考えながら常に変化させていかなければなりません。

非常に難易度の高い行為ですが、新たな可能性を開いていきます。

「こんなことしたら良いんじゃないか」

「こうしたら役に立つんじゃないか」

親切は挑戦です。失敗もありますが、成功したときのリターンは青天井。

最後に③ですが、親切をしようとすると自分の成長につながります。

どういうことかというと、親切は複合スキルだからです。

相手の様子を見る観察力・洞察力。

親切を実行するための構想力・計画力・実行力。

親切を振り返る内省力・改善力。

親切は成功しても失敗しても、自分にとって様々なメリットをもたらします。

まとめ

要するに感謝は簡単すぎるのです。

悪いことではないのですが、それでは限界があるというのも事実です。

親切は大変です。リスクてんこ盛りです。

しかしリスクは悪い方向ばかりではありません。

良い方向にも作用します。

折に触れて感謝をすることを忘れずに、そして他者への親切に挑戦する。

親切も感謝も大切な行動です。

バランスを取ることが世のため人のため、そして自分のためになると思います。

今日はここまで。ではまた。

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