人に対して親切をしようとすると、どうしても避けて通れないこと。
それは、
どこまで親切をしたらいいのか?
という問題です。
中でも今回は時間に注目して「いつでも親切にするにはどうしたらいいか」について考えてみました。
・親切な人になるためには、いつでも人に親切であるべきだと思う
・来るもの拒まず、去る者は追いかけてでも親切したい
いつでも親切をするための条件は厳しい
まずは「いつでも人に対して親切をする」ための条件が、どれくらい厳しいものか見ていきましょう。
誰に対してもオープンでいる
まず誰に対しても心を開いて、オープンな態度で接することが求められます。
嫌いな人や苦手な人はもちろんのこと、意外なところでは好きな人、好きになってもらいたい人に対してもオープンな態度を取ることが難しい場合があります。
あの人と一緒にいるのはストレスだなあ・・・
素を出したら嫌われるんじゃないか?
こんなふうに考えてしまって、どうしても身構えてしまいます。
よく知った間柄でさえ、こうしたことは起きるのですから、ましてや関係性が深くない人に対しては余計でしょう。
自分のできることを把握している
いつでも親切をするためには、自分に何ができるか正確に把握しておくことが必要になります。
ただ、問題は多くの人が自分について把握するのがとても苦手であるということです。
自分の苦手は日常生活の中で感じることも多く、比較的意識しやすいと言えます。
一方で得意なことは、自分では当たり前のことだと思っているため、なかなか意識することが難しいのです。
できないことは明確に伝える
どんな親切な人も、なんでもできるわけはありません。
知らないこと、できないこと、苦手なことがあります。
しかし、できないことを明確に「できません」と伝えることができれば、この問題は解決されます。
親切を始める前あるいは直後であれば相手も納得しやすく、次の対応も取りやすいからです。
ただ、頼まれてすぐにこうした正直な態度が取れるかどうかは難しいところがあります。
頼み事を受けた段階や自分が親切を申し出た段階では、「自分にできる」と思っていることが多いからです。
そして大体の場合において「できますよ」と請け負ってしまった後に、問題の難しさに直面することになります。
今更できないとは言えない・・・
これがいつでも親切でいることの難しさなのです。
どうしたらいいか
ではいつも親切を行うにあたって直面する難しさに対して、どうしたらいいのでしょうか。
諦める
最高の方法の一つは諦めることです。
確かに、いつでも誰に対しても親切にするのは素晴らしいことだと思います。
しかしできないことを無理して続けては、いつか潰れてしまいます。
「頑張ればできる」とばかりに、ずっと問題と格闘していては疲弊するばかりです。
いつでも問題から手を離して逃げられるようにしておくこと。
逆説的ではありますが、そうすることで親切をすることに対して安心できるため、積極的に行っていこうと思えます。
生命あっての親切。
いつでも守るべきは親切にすることではなく、自分自身の健康や財産であることを忘れないようにしてください。
自分ができる範囲のことをする
自分が無理なくできる範囲のことをしましょう。
この「無理なく」というのは次のようなことを指します。
・あまり疲れない
・気楽にできる
・短時間で終わる
・失敗しても大きなリスクはない
・自分も相手も受け入れやすい
こうした無理のない親切は、あなたにとって簡単すぎるかもしれません。
しかし、簡単すぎる親切と効果が少ない親切は違います。
あなたにとって簡単でも、相手に大きな効果がもたらされることだって大いにあるのです。
相手の力を使う
相手に親切をするのに自分の力を使う必要はないです。
むしろ相手の持っている本来のパワーを引き出すことこそ、相手にとってありがたい親切になる可能性を秘めています。
特に相手が困っているときは、一時的にパニックになっているので自分のことがよく見えていないことが多いです。
冷静になって考えてみれば自分でなんとかできるにも関わらず、そこまで意識が届かないために他人を頼るケースもあります。
相手に十分な問題解決力があると認めることができれば、それを大いに活用する方法を模索しましょう。
まとめ
・いつも親切なんて無理という事実を受け入れよう
・無理をしないと決めれば、かえって頑張れる
・自分だけでなく、相手の力を引き出す工夫をしよう
ではまた!
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