【在宅・実践編④】具体的な親切を考えてみた【プライバシーの章】

セキュリティーのかかったスマートフォンが机の上に置いてある

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

今回は在宅・実践編の第4回「プライバシー」です。
家族やパートナーなど複数で生活しているという人はもちろん、
実は一人暮らしの人にも関係があります。

誰にでも見せたくない部分や秘密にしたいことはあると思います。
親切な人がどのようにプライバシーに配慮し尊重しているか考えていきましょう。

目次

実践編④プライバシー

プライバシーとは

まずはプライバシーについて定義の確認から。

個人や家庭内の私事・私生活。個人の秘密。また、それが他人から干渉・侵害を受けない権利。「プライバシーを守る」「プライバシーが侵される」

出典:goo辞書,https://dictionary.goo.ne.jp/word/プライバシー/#jn-194941

ここで重要なのが次の2点です。

①プライバシーは個人の秘密

②プライバシーは他人から干渉や侵害をされない

これを裏返すと、プライバシーを守るにあたって必要なことが見えてきます。

①何が個人の秘密か決める

②何が干渉や侵害にあたるか知る

この2つができればプライバシーを尊重しあい、快適な生活を送ることができるでしょう。

親切な人が注意を払っているのは、まさにこの2つなのです。

なぜ尊重や配慮が必要か

そもそも、なぜプライバシーについて尊重や配慮をしなくてはいけないのでしょうか。

それは知られることによるデメリットを減らすためです。

個人差はあるものの、デメリットの内容は以下の2点にまとめられます。

知られると損害が発生する

多くの人には、他人に知られると自分の不利益になったり、損害が発生したりする可能性がある情報を持っています。

例えば財産に関する情報。口座の暗証番号や資産状況などが悪意のある第三者に知られてしまうと、奪われたり騙し取られたりする危険性があります。

親しい人同士でもこうした情報を開示することはまずありません。

ネガティブな感情

個人差はありますが、知られることで恥ずかしかったり辛かったりすることは誰しもあります。

他人からすれば取るに足りないようなことでも、本人はとても気にする場合があり、配慮が必要となります。

例えば日記や作文、趣味で作ったもの、ファッション、写真、過去の言動などが挙げられるでしょう。

具体的な方法

ではどうやってプライバシーを尊重したら良いのでしょうか。

これだけやっておけば良いというものはありませんが、多くの場合で役立つことはあります。

知る目的を明確にする

何のために相手の情報を知りたいのか。

むやみに相手の情報を得ようとするから気まずい思いをする。いわゆる地雷を踏みやすくなるのです。

「知りたいから教えて」ではなく「〇〇だから教えて」と聞くのが良いでしょう。

もちろんその〇〇には相手のメリットになるような事柄が入ります。

例えば次のようなことです。

・好きなこと → 例:今度〇〇したいから教えて

・嫌いなこと → 例:嫌いな〇〇あったらやめるから言ってね

・得意なこと → 例:〇〇お願いしたいけど、いいかな?

・苦手なこと → 例:〇〇、手伝おうか?

・緊急時の連絡先や方法など安全に関わること

・アレルギーや習慣など、健康に関わること

これらのことを相手の了解の元に知っておくと、親切がしやすくなります。

特に嫌いなことや苦手なことを避けるだけでも、相手から「一緒にいると安心できる」「過ごしやすい」と思ってもらえるでしょう。

テリトリーを決めておく

秘密がある場所を決めておくのも有効な方法です。

もちろん厳重にセキュリティーをかけておくことは必須になります。

メリットは以下の通りです。

・秘密の管理がしやすい

・お互いにテリトリーに近づかないので安心できる

・いざという時に秘密を教えやすい

「ここまでは見てOK、ここからはNG」と決めておくと、お互いに接しやすいでしょう。

思いやりや気遣いも、行き過ぎれば干渉や侵害になってしまいます。

どこかで線を引くという作業が必要なのです。

まとめ

・誰だってプライバシーはある

・何が秘密か、何が干渉や侵害か、線引きを行おう

・お互いを尊重して、快適な毎日を!

ということで在宅編は一旦以上で終了となります。

お伝えできなかったこと、もう少し深堀すればよかったことも出てきたので、次回以降にお伝えしたいです。

ではまた!

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