何かを教えるときに使いたい親切な伝え方

教室で先生が教える側でスマホを弄る学生

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

あなたの身の回りに伝え方がとても上手い人はいないでしょうか。

その人はとても親切な人ではありませんか。

今回は伝え方に親切さがどう関わるか解説しながら、教えるときに使える方法を考えます。

目次

親切な人はなぜ教えるのが上手いか

相手のわからないがわかる

親切な人は相手目線で考えることが多いため、相手の心理に敏感です。

「ここが十分に理解できていないな」とか「ここを間違えて覚えているな」とか、相手にうまく伝わっていないことがすぐにわかります。

何がわからないか、なぜわからないかが把握できれば、そこに向けて対策を取るのは容易いでしょう。

教えを受ける側からしたら、痒いところに手が届くような気持ちになり、とても助かります。

安心して教わることができる

こちらがどんなにできない生徒であっても、親切な人は穏やかに接してくれます。

質問しやすい雰囲気を醸成してくれるので、安心して積極的に質問ができます。

難しい事柄も何度も聞き直してやり直すことができれば、理解できるようになる可能性はグッと高まるでしょう。

学びやすい方法を提案してくれる

様々な工夫をして、飽きさせないよう、わかりやすいようにしてくれます。

例えば文字情報だけでなく、イラストや写真、動画などの視覚情報、実物を使った説明など。

上手な伝え方のコツ

ではこうした親切な人の教え方の特徴をどう活かせばいいのでしょうか。

相手のわからないところを確認する

親切な人のように察知するのは難しいですが、直接聞くことは簡単です。

伝えるだけではなく、伝えた直後や少し時間をおいて数日後などに確認してみると良いでしょう。

ペースを合わせる

理解のスピードは人それぞれです。

確認と同時に理解する速度を把握し、それに合わせて教えるようにすれば途中で挫折する確率がかなり減ります。

複数の方法を組み合わせる

教えるのがうまくいかないのは本人の姿勢以上に、本人の適性にあった方法をとっていないことが多いです。

勉強法そのものは科学的な知見がかなり存在しますが、モチベーションを上げるにはその人が受け取りやすい形にしてあげる必要があります。

口頭で伝わらないなら、何か資料を使うとか、実際にやってみせるとか複数の方法を組み合わせながら相手のやる気を引き出しましょう。

NG行動を避けよう

うまく教えるのには練習が必要です。そのため習得には時間がかかります。

しかし以下のようなNG行動を避けるだけでもかなり状況は改善します。

一方的に伝える

教える人にありがちなのが、口頭や資料で一気に教えてしまうことです。

教えている本人は理解しているのでいいのですが、教わる方からすると途中でわからないことが発生し、そこから先の話を十分理解できていないということが発生しやすい。

教える内容をいくつかのブロックに分けて、都度「何か質問ある?」と聞くだけでかなり改善できるでしょう。

上から目線

教わる側の立場になるとわかりますが、上から目線はかなりストレスを与えます。

「こんなことも知らないの」「なんでわからないの」はまだマシな方で「私があなたぐらいの時には〜」「最近の新人さんは〜」と自慢話と説教を上手に同時進行する人に至っては完全に目的を見失っています。

相手の出来ていない部分を非難するのではなく、「自分も最初はよくわからなくて」「ごめん、わかりにくかったよね」と共感的な声かけをしましょう。

教え方に工夫がない

一つの方法、毎回同じ内容ではいつか通じなくなります。

相手が理解しないのが悪いとは思わず、どうしたら伝わるのか考えて行動したほうがいいです。

もちろんいきなり全てを変えるのは難しいでしょう。

でもどこか変えられるところはないでしょうか。

例えばこの部分は口頭より実地でやったほうがいいなとか、紙でまとめた方がわかりやすいなとか。

まとめ

親切な伝え方
  • 相手の状況に合わせて教える
  • 色々工夫してみる
  • 安心して聞いてもらえる雰囲気作りを!

親切な人のレベルまではいかなくても工夫できることはたくさんあります。

大切なのは相手が気持ちよく学ぼうという気持ちになってもらうこと。

せっかくこちらが伝えようとしても、相手にその気がなければ意味がないですからね。

ではまた!

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