雑談が苦手な人のための親切につながる話し方

パズルがグチャグチャにされてかき集められている

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

前回、親切における雑談の重要性について書きました。

しかし「雑談が苦手なんです」という方もいらっしゃいます。

今回は雑談が苦手な人へ「なぜ雑談が苦手なのか」「どうしたらいいのか」ご説明します。

目次

雑談が苦手な理由

雑談が苦手な人には理由があります。

といっても苦手な人が悪いのではありません。

うまくいかない理由があるのです。

目的が見えない

雑談の目的が見えないとうまくいきません。

どんなふうに話を持っていたらいいか、わからなくて話せなくなります。

一般に雑談は目的やテーマなどなく、なんとなく話したいから話すものと考えられています。

しかし、そんなわけはありません。

試しに考えてください。あなたの口から勝手に話が溢れるなんて経験ありましたか。

精神的な病気や寝言などの特殊な事例を除いて、そんなことはないでしょう。

話したいことがあるとか、沈黙が気まずいからとか、理由があるはずです。

雑談が苦手な人はこの事実に気づいているからこそうまく話せないのです。

関係性ができていない

話す目的が見えている場合でも、相手によってできる話とできない話があります。

相手との関係性ができてないと、話す内容の仕分けができず、躊躇してしまうのです。

「こんなこと言ったら失礼ではないか」「この話知っているから退屈かも」「話したいけどつまんないと思われたらどうしよう」

家族や友人ならこんなことはまず考えないでしょう。

「知ってるかもしれないけど、せっかくだから話してみよう」「自分が面白いと思っているから伝えよう」「この人の役に立ちそうな話だ」

関係性ができていれば判断は簡単です。しかも許容範囲が広いことが多く、何を言っても関係が悪くならないという安心感もあります。

要するに関係性のできていない相手では話にくいのです。

話題がない

雑談は場の雰囲気や相手の思惑で突然始まるものです。

話かけられた方に話題がなくとも当たり前のこと。

しかもこちらの都合や知識、経験などは考慮されることがありません。

そもそも相手の話を理解するのも難しい場合があります。

どう話せばいいか

ではどう雑談を受けたり、始めたりすればいいのでしょうか。

目的を見つける

まずは目的を見つけましょう。

と言っても大きく分ければ次の3つしかありません。

話したいことがある

雑談が始まる理由で最も大きいのがこれでしょう。

相手は何か話したいのです。それもさして重要でないことで。

何かを思い出したり、その時行っていることや環境に触発されて、話したいのです。

あなたも自分が今話したいことを話す、もしくは相手に話したいだけ話して貰えばいいのです。

聞きたいことがある

相手があなたに何か聞きたいことがあって話す場合があります。

「こちらが話したのだから、あなたも話してね」というわけです。

家族や恋愛関係、仕事、収入、好きなこと、嫌いなこと。

大体はストレートに聞きづらいことを聞くときに使います。

どう答えるかはあなたの自由です。こちらから興味があることを相手に聞いてみるのもいいでしょう。

沈黙を避けたい

関係性がない中で沈黙がストレスになることがあります。

黙っていると相手を軽視しているとか、自分勝手なやつだと思われないとか、ネガティブな予想をしてしまうのです。

そうすると「何か話さなくては」と思って、取り止めもない話を始めるのです。

こちらも話を見つけるか、相手の話に乗れば問題ないです。

共通の話を探す

雑談を始めるときに最適なのが、共通の話題です。

仕事、趣味、生活、季節や天気、時事(ニュース)など。

「いや、共通の話題なんてわかんないよ」という場合は、それが話のきっかけになります。

「お仕事何されてるんですか?」「最近〇〇のニュース見ました?」など、自分が相手について知らないことを確認してみましょう。

目の前のものを取り上げる

視界に入るもので話題を作りましょう。

難しく思えるかもしれませんが、慣れると簡単です。

例えば私は今Bluetoothキーボードを使ってこの文章を書いています。

Bluetoothから派生してPCやスマホで使っている周辺機器の話をしてもいいですし、キーボードから派生して、普段どんなキーボードを使っているとかタイピングの速度がどれくらいかとか聞いてみてもいいでしょう。

相手が興味を示さなくても、それが一つの情報になります。

注意点

雑談は大切ですが、絶対ではありません。

無理に話す必要はないです。

相手を質問責めにしたり、無理やり会話に参加させるのは良くありません。

また相手の話を無視したり雑に扱っていいわけではないですが、無理やり話を合わせては相手も気まずい思いをするでしょう。

あくまでもお互いが「まあ雑談してもいいかな」という環境が前提です。

もちろん最初から全てわからないので、途中で切り上げてOKです。

何か理由をつけて別のタスクに取り掛かるのも方法の一つです。

例えば「すみません」と断った上で「急ぎのメールが入ったので、ちょっと返信しますね」「お手洗いに行ってきます」などと伝えるのは角が立ちにくいです。

まとめ

雑談が苦手な人のための話し方
  • 雑談が苦手なのには理由がある
  • 話すポイントを工夫すれば雑談できる
  • 無理はしない。自分も相手も話しやすい環境を整える

今回の記事で雑談が苦手な人の意識を変えることに少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

ではまた!

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