親切な人になりたいなら、親切をしようとしてはいけない

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

当ラボをご覧の方は、おそらく親切がしたい、親切な人になりたい、という人が多いのかと想像します。

しかし、それでは却って親切を遠ざける結果となるかもしれません。

今日はちゃんと効果のある親切を行いたい方へ向けて、親切をしようとするときに考えていただきたいことを書きたいと思います。

目次

親切をしようとすると起きること

人には親切にしましょう。

全く正しい意見だと思います。しかし実際に親切にしようとすると、次のようなことが起こります。

相手が見えなくなる

親切にしたいというのは、こちらの都合です。

相手が困っているのなら良いのですが、困っているように見えるだけで、実際には何も問題がないというケースが多々存在します。

こちらの親切に対して相手が丁寧に断ってくれれば良いのですが、そんなにやさしい人ばかりではありません。こちらの行為が迷惑であれば遠慮なく指摘される可能性があります。

結果として良かれと思ったことが、お互いの関係を気まずくしてしまいます。

自分のことが疎かになる

親切は相手あってのものです。自然に意識は相手に向きがちになります。

一方で自分の状況に対する意識は、向きにくくなり、自分のことが後回しになったり対応しなければいけないことができなかったりと、自分自身のことが疎かになってしまいます。

親切の源泉は自分自身です。それが疎かになるのでは、本末転倒どころか、元も子もなくなるという事態になりかねません。

周囲への影響を考えなくなる

相手への意識を強めることによって欠落するのは、自分だけでなく、周囲に対する意識も同じです。

相手を助けることができれば、あとはどうでもいい。

これは極端なように聞こえるかもしれませんが、実際にそのような行動をとっている人は多いです。それどころか相手を助けることに協力しない人を「冷たい人」「不親切な人」と思って敵視すらしかねない勢いです。

本当に親切をしたいのなら

このように意図的に親切をしようとすると、どうしても不自然な状態になりがちになってしまいます。

綱渡りをしている人に例えるなら、それまでは絶妙なバランスをとっていたのに、足元の谷底を意識して「落ちたくない」と思ってしまったがために、却ってバランスを崩して落下史そうになるようなもの。

ではどうしたらそのような不自然な状態を防ぐことができるのでしょうか。

親切を行う力を身につける

意図的に親切にしようとするから失敗する。

であれば意図しなければ良いのです。

完全に意識しないというのはなかなか難しいと思いますが、力を入れずともできるように、努力することはできます。

重たいダンベルも、トレーニングによって軽々持ち上げられるようなものですね。

後から親切を探す

これから親切をしようとするのではなく、過去の行いを振り返って親切にしたことをみつける方法です。

現状で一切親切をしたことがないという人は、おそらくいらっしゃらないでしょう。

普段の生活の中で家族や友人、学校や会社、仕事関係の人と接する中で自然と親切を行なっています。

それを思い出していく中で、自分自身の力に気づくことがありますし、もっと良くするアイデアも生まれやすくなるでしょう。

人からの親切を受ける

親切をするのに自分のバランスを崩す必要はありません。

相手からの親切を受けることによって、相手への親切を行うことができます。

親切を受けることそのものが相手への親切になりえますし、相手の親切へのお礼として親切を申し出ることもしやすくなります。

あなたが他人に親切をしたいと思うように、他の人もあなたに親切をしたいと思っていることを忘れないでください。

まとめ

親切をしようと、前のめりになると、自分の姿勢が悪くなります。

今回説明したように姿勢が悪くなると、あちこちに良くない影響が起きるものです。

今回は親切をしようとする前向きな方へ、親切は自然な姿勢・態度で行う方がいいのではないかとお伝えしました。

もちろんこの考えも絶対ではないです。大切なのは様々な視点を踏まえて、行動することだと思います。

ではまた!

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