こんにちは。見習い研究員のHIROです。
以前、親切の効果を確かめた方がいいですよーという話をしました。
しかし効果を確認できない親切は、どう考えればいいのでしょうか。
今日は効果の確認できない親切の意味について考えていきます。
効果が見えない原因
「親切をしたけれど結果は?」
そう自問自答して、確認してみたけれども今ひとつわからない。
原因がわかれば対策の取りようもありますが、わからなくては途方にくれてしまいます。
そんな時に考えて欲しいポイントを以下に挙げてみます。
本当に効果がない
親切をしたのに何の反応も、行動の変化もないとしたら、単純に効果がなかった可能性があります。
と言ってもこの場合は少なくとも2つのパターンが考えられます。
まずは親切そのものが意味をなさなかったという場合。
自分の見立て違いで、意味のないことをしてしまったのかもしれません。
もう一つは相手が親切を受け入れなかった場合。
相手の言動から、てっきり受け入れたものだとばかり思っていたら、実際には自分で何とかしていた。
後者の場合は相手の事情なので、特に気にすることもないでしょう。
見えないところで効果が出ている
効果はあるけれども、何らかの理由で自分が認識できない。
時間的、空間的に自分の認知の外で効果が出ているとしたら、それは見えなくても当然ですね。
親切を行った相手すら気づかないケースもあるので、何とも難しい問題です。
効果が理解できない
効果はあるけれども、自分がその意味するところを理解できない。
例えば石油の存在は古くから知られていましたが、活用されるのは近代になってからです。
相手にとっては大きな利益に感じることでも、自分にはさっぱりわからないという可能性があり得ます。
見えない時の対処法
このように親切の効果が見えない状況というのは、私たちの能力の外側で起きていることを確かめようとする時に発生します。
物語の主人公のように急に能力が高まると良いのですが、現実にはちょっと期待できそうにありません。
でも安心してください。そんな時にも簡単に実行できる対処法がいくつかあります。
スルーして次に進む
無かったことにしましょう。
そして次の親切にチャレンジしてください。
考えても答えが出ないのであれば、今のあなたには理解できないことなのです。
何かしらの教訓や学習が得られれば良いのですが、それが無いとしても何の問題もありません。
新しいアクションを起こしましょう。
しばらく待つ
待つのも素敵な戦略です。
大体、効果がすぐに見えると決まっているわけではありません。
親切をして、しばらく経ってから「この間はありがとう。とても助かったよ」と声をかけられた経験はありませんか。
行動に対してすぐ反応が無いと「効果なかったかな」と考えがちですが、その判断をする前に「ちょっと待ってみるか」「他のことしてよっと」と余白を作ってみてください。
また時間を置くことで考えが整理されて、その時には見えなかった原因が自ずと浮き上がってくることもあります。
視点を変えて考えてみる
親切の効果について、思考が固まっているのかもしれません。
例えば「笑顔で挨拶をしたら好印象になる」と思っていたとしましょう。
確かに多くの人からは良い印象を持ってもらえそうです。
しかしこれも相手によっては「ヘラヘラしている」「ふざけている」と捉えることがあります。
自分の行動を自分の視点だけでなく、相手の視点で表現するとどうなるのか考えてみましょう。
コツは自分と真逆の思考をしている人物を想定してみると、コントラストがはっきりして、自分に欠けている視点に気づきやすくなります。
まとめ
効果が見えないからといって、親切を諦める必要はありません。
自分では親切のつもりが、そうではなかったとしても、親切には続ける価値があります。
一方で自分の限界に気づき、視野を広げることはより良い親切につながります。
今日の記事が、自分の親切で相手を助けたいと思っている方のお役に立てれば幸いです。
ではまた。
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