望ましくない親切をされた時の親切な対応

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

これまでは主に親切を行う側としての視点で、様々な記事を投稿してきました。

特に相手の視点に立って、迷惑になるような親切や余計なお世話になってしまう親切については厳に注意していただきたいと書いてきました。

では自分がそうした親切を受けた時にどう対応すればいいのでしょうか。

今回はそうした望ましくない親切への、親切な対応について考えていきます。

目次

望ましくない親切への選択肢

望ましくない親切については以下の記事に書いてあります。

要するに自分が負担だと感じる親切は、全部望ましくない親切です。

基本は自由

望ましくない親切に対して、どんな態度をとるか。

基本は自由です。

全部拒否しなさいとか、全部受け入れなさいとか言えるはずがない。

人それぞれ考え方が違うからです。

しかし、いずれの態度を取っても、そのことが一体何を意味するのか、理解した上で行動した方がいいと思います。

拒絶する

親切を拒絶することに抵抗感を覚える人もいるでしょう。

でも意外と皆さん拒絶をしていることが多いです。

例えば電車の中で席を譲ったが断られた。

あるいは手助けを申し出たが、自分でできると言われた。

なぜ断ったのでしょう。

不要だからです。

そもそも電車に乗る人は座れないことを覚悟しています。絶対に必要なら、タクシーを使うでしょう。また、自分で何かを始める際に人の親切を計画に織り込むでしょうか。もし必要なら事前に誰か手伝ってくれる人を探すでしょう。

だから親切を受ける人の視点にたてば、断ることは自然で合理的なのです。

一方、親切を申し出た側はショックを受けます。なぜ親切を受けてくれないのかと。

自分が何かいけなかったのだろうか。相手の意思を尊重できていなかったのか。困っているはずなのに、なぜ親切を受けようとしないのか。

理屈では相手側にも事情があると分かっている場合も、感情はひどく傷つきます。

受け入れる

とはいえ受け入れる側も茨の道が待っています。

なぜならそんなに困っていないからです。

困っている人は他にもいるのに、自分が助けてもらっては悪い。自分など助けずに他の人を助けて欲しい。

また親切を受け入れた後もこれでよかったのか、何か自分が暗に要求したようなところがあったのではないか、などとネガティブな考えに囚われてしまいます。

親切な対応とは

どうやら拒否するにせよ、受け入れるにせよ、そのままでは自分も相手もハッピーにはなれそうにありません。

では相手の親切に対応するにはどうしたらいいのか。

こちらも親切で応じましょう。

親切を受けることを相手だけや自分だけの事柄と考えるから良くないのです。

親切はお互いを活かすことができます。

フィードバックを行う

これが一番簡単な対応だと思います。

相手の親切に対して、忌憚のない意見を伝えましょう。

例えば、席を譲ろうとしている相手に対しては「ありがとうございます。でも次の駅で降りるから大丈夫ですよ」など理由をきちんと言うのです。

理由も言わず単に「大丈夫です」「結構ですよ」とだけ言うより、声をかけてくれた人は次の親切に対するモチベーションを保ちやすくなるでしょう。

別の依頼をする

本来やってもらいたいことがあれば、そちらを伝えるのが親切です。

不要な手伝いを微妙な表情で受けるよりも、自分が本当にして欲しいことを伝えた方が、相手に対して心からの感謝を伝えやすくなります。

ただし相手ができるかどうかを事前に確かめる必要があります。

相手が簡単にできないことを依頼してしまうと、失敗した時にお互い嫌な気持ちになりかねません。

相手の成長を助ける

対応としては上級編になります。

相手が親切を行うことによって、経験や学習を通じた成長の機会にしてもらいます。

相手のことを良く知らないと使えない方法ではありますが、親切と成長を同時に達成できる効率的な対応です。

例えば相手の申し出が「何か手伝うことはありませんか?」など漠然とした内容の時に実施しやすいです。

もっとも、成長させたいと思う事柄についてこちらがある程度のレベルに達している必要があります。

相手の状態に応じて指示の出し方や教え方が変わってきますし、失敗時のリカバリーも簡単にできるようでなくてはいけません。

まとめ

親切は気軽にはできません。

だからこそ、勇気を出して親切を行う人たちにはエールを送りたいものです。

そのために、まずは自分が親切を受け取る人になる。

今回の記事がそのお役に立てれば幸いです。

今日はここまで。ではまた。

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