親切を成功させる情報開示のコツを考えてみた

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

親切を行うためにはいろいろな要素が関わってきます。

中でも相手に自分がどんな親切をできるのか、伝えて理解してもらうことが重要です。

今回は相手に自分の情報を上手に開示することで、相手に安心してもらい、親切を受け入れやすくする方法を考えていきます。

目次

知らなければ親切は受けにくい

知らない人は警戒する

当たり前のことですが、人間はよく知らない人に対して警戒します。

問題は「知らない」というレベルがどの程度かということです。

例えば同級生や職場の同僚であっても、意外と知らないことは多いものです。

そのせいで自分としては大した労力がかからないものでも、相手からは「そんなに良くしてくれるなんて、何か裏があるのかも」と警戒されているかも知れません。

よくわからないことは関わらない

よくわからないことにも、人はあまり近寄ろうとしないものです。

例えば節約したいという友人に「携帯の契約を格安SIMにしてみたらどう?」と提案しても、相手が詳しく知らない場合「よくわかんない」「携帯会社変えるの?面倒臭いなあ」ということで実行に移される可能性は低くなってしまいます。

ついでに言うと「教えてあげるよ」「簡単にできるよ」もあまり効果はないようです。

わからないと思った瞬間に、心のバリアーが張られてしまい、こちらの提案が通りにくくなってしまうからです。

親切を親切に感じられない

同じ行為でもよく知った人からされるのと、そうでない人からされるのとでは感じ方が違います。

つまり親切を行おうとしても「よくわからない人が何か言ってる」「なんでこの人近寄ってくるんだろう」と思われて、親切を受けてもらうどころではなくなってしまうのです。

親切な人は人当たりが良く、誰にでもオープンなマインドを持っている傾向が強いです。

そのため、人から話しかけられることや人に話かけることについて、抵抗感がなくなります。

結果として相手も自分も同じだろうと思いこんで気軽に声をかけ、相手の警戒を引き起こしてしまうのです。

相手は自分の何を知らないか

このように相手目線を獲得するのは、実に困難なことです。

しかし事前に準備をすることで、相手の視点を部分的に取り入れることは可能です。

親切を受けるにあたって、相手がこちらの何をチェックしているのか、言い換えれば何を知らないのか考えてみましょう。

人物

ざっくり言えば「この人はどんな人なのかな」ということです。

初めて会った人はもちろん、毎日会っているような人でも、意外と人物(性格や行動傾向)は知らないものです。

何故かというと、こちらから積極的に情報開示したり、相手がこちらを探ったりしなければ、お互いを理解する手がかりそのものが少なすぎるからです。

この情報が少ないと、信頼感を持つのはなかなか難しいでしょう。

能力

何ができるのかという点も大事なのですが、それ以上にどの程度のレベルなのかというのが重要です。

例えば、先ほどの格安SIMの件でいえば「ネットで見聞きした程度」の人と「実際に格安SIMに変えて1年以上使った経験がある」人では信頼性や有用性が違いますよね。

親切をしてくれる気持ちはありがたいですが、親切を受け入れるためにはそれが確実だという安心感が欲しいのです。

信頼していいか

人物や能力、その他の情報を総合して「この人は信頼できる」と思えなければ親切を受けるのは難しいでしょう。

絶対的な基準はなく、親切を受ける側の主観や経験によるところが大きいです。

どうやって相手に伝えたらいいか

ではどうやって相手にこちらの情報を伝えたら良いでしょうか。

繰り返しますが、絶対の基準や方法はありません。

しかし失敗しやすいポイントから逆算して、気をつけた方が良いポイントはあります。

外見

なんと言っても視覚情報は相手に与える印象を大きく左右します。

一番重要なのは清潔感です。オシャレである必要はないですが、清潔感について不潔な印象を与えると男女問わず良い印象を持ってもらうのは難しくなります。

言葉遣い・態度

言葉遣いや態度も重要です。

乱暴な言葉遣いや馴れ馴れしい態度は避けた方が無難です。

もちろん人によってはその方が親しみやすいということもありますが、あくまでそれはある程度関係性を築けてから。

難しい敬語を使えというわけではありません。

フランクな言葉は避け、仕事だと思って丁寧に話しましょう。

相手に敬意を示し、助けになりたいという気持ちが伝われば良いのです。

時間をかける

自分の時間がない時に親切を行うのは至難の業です。

ましてや良く知り合っていない相手をせかしたり、自分の焦りが伝わるような対応をすると、相手は不安と不満しか感じません。

「あなたのために十分な時間を作ってあります」と伝わるよう、丁寧な説明やヒアリングを心がけましょう。

まとめ

親切は行う側と受ける側の準備が出来て、初めて成立する行為です。

行う側は良かれと思って、つい相手の状況を考えず行動を起こしがちになります。

親切を受けてもらえるよう相手の状況を整えるためには、こちらの情報で相手が知らない・理解できていないことを、様々な面から丁寧に伝える姿勢が大切ですね。

今回の記事がより良い親切のお役に立てば幸いです。

今日はここまで。ではまた。

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