「親切なんてギャンブルじゃないか」と思った人に伝えたいこと

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

前回、親切はリスクしかないという話を書きました。

ただ今回のタイトルのような考えが、脳裏によぎった方もいるかもしれません。

今日はそんな方へ親切をすることの是非を、もう少し検討していただくための材料が提供できればと思います。

目次

親切とギャンブルは同じか

「知らないよ」

「考えたこともない」

いや、ごもっともです。

しかしちょっとふざけているように見えますが、これは前回のリスクの話と関係しております。

すなわち親切が不確実というのであれば、それはギャンブルと何が違うのか。

2つのイメージ

ではまずそれぞれに世間一般の皆様が持っているイメージを書き出していきます。

親切のイメージ

他人に対する優しさ、愛情、思いやり。

親切にした後とされた後の温かさ、安らぎ、前向きな気持ち。

親切にはポジティブなイメージがたくさんあると思います。

まあ今回まで当ラボの記事を読んでいると、そんなことないかもしれませんが。。

ギャンブルのイメージ

一攫千金、割りに合わない、損をする、依存したり中毒になって止められない、生活や人間関係に悪い影響が出る。

お金と時間の両方を失いやすいのがギャンブルの特徴です。

何故ならギャンブルを開催する以外の参加者にとっては、マイナスサムのゲームだからです。

実際はそこまで酷いものではないと思いますが、世間一般のギャンブルに対するイメージはこんなところでしょうか。

共通点と相違点

つまり、この一見似ていない2つに共通しているのは、不確実性が高いということです。

これが親切とギャンブルを本質的に同じだと感じてしまう原因です。

ただし、どちらの不確実性が高いかというと、実は親切の方が高いのです。

どういうことか?

ギャンブルには枠組みがあります。

ルールがあって、なんらかの賭けの対象があって、リターンの比率が決まっている。

それもそのはずで、胴元からすれば儲けを青天井になるように設定しては身の破滅です。

必ず自分が儲かるように設定します。

これとは反対に親切に胴元はいません。

これまで縷々述べてきたようにリスクもありますが、リターンはもっと大きいのです。

例えば小さな親切が不興を買うことはあります。

一方でその小さな親切が、人生を良い方向に変えたという人もいます。

では親切は何と同じか

不確実性という点では似ている親切とギャンブル。

しかし親切の方がずっと不確実性の高いエクストリームスポーツだということがお分かりになったでしょうか。

ではそんな親切は何と似ているというべきなのか。

似ていることを探す意味

似ているものを見つけることで、本質が理解できるということがあります。

例えばAという概念がわからない人に「Aは料理でいうところの塩だ」といえば、Aがその分野に欠かせない基本的なものだと理解が進むかもしれません。

あえて似ているものを探してみた

では親切は何と似ているか。

親切と似ているのはギャンブルというよりも、ビジネスや投資です。

どちらも不確実性は高いですが、親切と同様にリターンも大きいです。

適切なリスクを取りつつ、人の役に立つ。

親切やビジネス、投資はプラスサムのゲームです。

損をすることはあります。でも何度も繰り返せば、参加した人全員が、利益を得ることができるのです。

この辺りの話はまた別の機会に。

まとめ

親切はギャンブルではありません。

繰り返し行えば、総合的にはみんなが得します。

だから増えても困らないのです。

もちろんやりすぎは禁物ですので、適切なバランスを取ることが大切です。

恐れず、張り切りすぎず。そっと親切が行えるようになりたいですね。

おまけ

開設からちょうど1ヶ月。

まだまだ見るべきところの少ないサイトですが、今後も記事は継続的に書き続けていきます。

できればもう少し具体的に皆様のためになるような、役に立つような、そんな内容にできたらいいなと思っています。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

今日はここまで。ではまた。

※マイナスサム・・・参加者の利益の合計(SUM)がマイナスになること。何回も繰り返すと、最終的には参加者全員が損をすることになる。

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