【前編】「人に親切をしたけど失敗した!」から立ち直るための行動

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

今日は迷いから一歩踏み出して親切をしたけれど、失敗してしまった方へ立ち直るための行動をご紹介したいと思います。

※全3回の投稿になります。

まずは親切における失敗から解説していきます。

目次

親切における失敗とは何か

親切を評価するのは感情と結果です。

親切によって感情が変わらない、もしくはポジティブになったかどうか。

親切によって状況が変わらない、状況が改善されたかどうか。

表で表すと以下の通りです。

状況\感情変化なしポジティブ
改善最高
変化なし効果なし
親切の成功度・早見表

この表から外れたものは全て失敗となります。

成功ではないが失敗でもない親切とは

失敗の解説に移る前に、成功ではないけれど失敗でもない親切について説明します。

それは効果のない親切です。

感情や状況を悪化させていないので、失敗ではありません。

失敗と混同しやすいですが、何も起こらなかったのであれば、成功しなかっただけです。

例えば「質問されて、答えを思い出している間に、相手が思い出した」とか「先回りして道具を用意しておいたけど、状況が変わって相手が利用しなかった」とか。

上記の場合ですと「すぐに思い出して回答する」「相手の状況をよくみて、確実に役立つようにする」ということができたら最高なのですが、いつもできるとは限りませんよね。

効果のない親切は無意味と思えるかもしれませんが、成功の可能性を大いに秘めた、有意義な行為です。

空振りを恐れず、どんどん打席に立ってバットを振っていきましょう。

自分が苦しむ

自分が苦しい思いをしたら、その親切は失敗です。

親切は自己犠牲とは違います。

自己犠牲の問題点として、持続性がないということが挙げられます。

どんなに良いことであっても、無理をし続ければどこかで実行できなくなってしまいます。

本当の親切は、自分も相手も活かすことができます。

相手が苦しむ

どんなに良いことだとしても、相手が嫌がったり苦しんだりしたら、その親切は失敗です。

「どう考えても相手のメリットになるのに、受け入れないなんておかしい」

「相手の代わりに大変な仕事をやったのに、文句を言われる筋合いはない」

そう言いたくなる気持ちはわかります。

相手には見えていない面をこちらが気づいており、あなたの行動が正しいということもあるでしょう。

しかし相手のメリットになったとしても、相手が納得しなければ、相手を軽んじた行為と言わざるを得ません。

人間には自分で引き受けられる範囲であれば、失敗や間違いをする自由があります。

わかりやすい例が嗜好品です。

例えばお酒が体によくないという事実は明白です。人間の体はアルコールを上手に代謝できないので。

でも健康に大きな影響を与えない範囲であれば、飲むのは許容されています。

親切も同じです。相手の行動を制限するために親切をしているわけではありません。

相手の役に立つことは、相手の自由を拡大します。

相手が本当はどうしたいのか、よくよく考えて親切をしましょう。

周囲が苦しむ

第三者を犠牲にする親切も失敗です。

この失敗は自分と相手のみに目を向けてしまったがために、周囲への影響を見落とすことで発生します。

「エアコンの温度を一人の人に合わせたために、周囲が暑がるor寒がる」

「相手の仕事を代わりにやったせいで、誰かの負担が増える」

つい目の前の状況だけで判断しがちですが、一呼吸おいて、周囲を見てから行動するようにしたいものですね。

まとめ

自分、相手、周囲。

三方よしという言葉がありますが、親切もこれと同じです。

当事者はもちろん、その周囲も考えて行動することが大切です。

とはいえ全てを満たすことはなかなか難しいもの。

次回は失敗してしまったあと、どう立ち直れば良いのか解説します。

今日はここまで。ではまた。

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