こんにちは。見習い研究員のHIROです。
今日は一つの親切から、他に活用していく方法について考えてみたいと思います。
その親切、他に使えませんか?
親切を一回きりで終わらせるなんて勿体無く感じたことはありませんか。
私はあります。
うまく行ったことは、またやってみたい。
そう考えるのが人情ですよね。
では親切の成功を、再現したり他に活かしてみたりするために、何をどうしたら良いのでしょうか。
親切を複数の行動として捉え直す
例えば「相手の相談に乗ったところ、とても感謝された」ということがあったとしましょう。
この場合、自分が行った親切は「相談に乗ったこと」です。
では「相談に乗ったこと」は、どのような機能を持っていたでしょうか。
「話を聞く」「話を整理する」「アドバイスをする」「自分の体験談を話す」「一緒にいる」「相手のために時間をとる」「励ます」
ちょっと考えただけでも、様々な行動によって親切が構成されていることがわかります。
親切を振り返ろう
次は振り返りです。
なぜうまく行ったのか。成功の要因を探りましょう。
このとき注意したいのが「偶然だったな」「自分の力じゃないな」など、自分以外の要因で成功したと過度に思い込むことです。
謙虚な姿勢は大切ですが、まずは成功したということをポジティブに捉え、自分が果たした役割とそれ以外の要因を丁寧に分析していきましょう。
事実を細かく収集すれば、成功のロジックが見えてきます。
改善点はないか
一方うまく行ったと思うものほど、良くない部分が見えにくくなっているものです。
ことわざで「〇〇は七難隠す」というものがいくつかありますが、これはハロー効果を表したものとして有名です。
成功したものであっても、あえて改善点を探すことで、失敗の防止や更なる効果アップにつなげることができます。
親切を活用する方法
上記のような分析を行ったら、いよいよ活用です。
繰り返す
同じことを繰り返しましょう。
相手は同じ人でも、違う人でも大丈夫です。
状況の類似性が高ければ高いほど、役に立つ可能性は大きくなります。
その人にしか効果がない親切というものは少ないです。
ぜひ他の人にも親切を実施してみましょう。
転用する
同じことを親切以外の目的に使います。
親切を増やすことを勧める当ラボなので、この主張はいささか違和感を持たれるかもしれないですね。
しかし親切を目的外で使うことによって、その逆を行いやすくなります。
つまり普段特に意識していない能力や行為を、親切として活用できるようになるのです。
先程の例でいえば、相談の時に使っていた「話を聞く」能力が高ければ、社内外での打ち合わせをスムーズに勧めることができたり、商談の際にクライアントのニーズを的確に捉えて契約を取ることができたりするかもしれません。
組み合わせる
他の行為と組み合わせて、新たな価値を持った親切を生み出します。
例えば「話を聞く」と「代わりに行う」という2つの親切の組み合わせを考えてみましょう。
相手の「代わりに」誰かの「話を聞く」ことで、相手の時間が節約されたり、負担が軽減されたりするでしょう。
なお組み合わせは増やす方向だけでなく、減らす方向に行うことも可能です。
まとめ
親切は他に活用できます。
そして親切以外の行為も親切に活用できます。
何だって使い方によっては親切になるのです。
今日はここまで。ではまた。
コメント