こんにちは。見習い研究員のHIROです。
今日は親切をアピールするべきかについて考えていきたいと思います。
基本的には不要
基本的には不要です。
当ラボでお勧めする親切は、相手に全く気づかれない親切です。
なぜなら相手に気づいて欲しいと思う時点で、どうしても見返りを期待してしまいます。
相手からの見返りを期待するのであれば、その行為は親切から取引へ近づきます。
もちろん親切で利益を得ていいのですが、それは取引をより良くするためのものであって、取引そのものではありません。
アピールした方が良い時もある
とは言っても親切をアピールした方が良い時もあります。
例えば以下のような時です。
新しい人間関係を築く時
出会ってすぐに、相手がこちらを理解してくれるでしょうか。
通常、短期間では難しいでしょう。
その時間を少しでも縮め、より良い印象を持ってもらうために、親切は有効です。
親切ができる人間であるという印象は、新しい人間関係の構築をスムーズに進めやすくしてくれます。
相手から信用を失っている時
意外かもしれませんが、信用を失っているときにも親切は有効です。
例えば仕事で何か失敗をして信用を失うと、その回復はなかなか難しいです。
親切をしても逆効果であることがほとんどでしょう。
ただその親切を長期間継続したらどうでしょうか。
まず可能性として、相手の気持ちが和らぐかもしれません。信用回復まではいかなくとも、少しは許そうという気持ちになったり、こちらへネガティブな態度を取ることが減ったりします。
周囲はどう見るでしょうか。もし失敗して、何らの対応もしないのであれば、それこそ反省していない人間であると見られてしまいます。
親切を継続して実践しているところを見せれば、明らかに印象は変わります。
つまり反省や改善の証として、親切をアピールするのです。
自分の親切を役立てたい時
あなたが親切な人かどうか、周囲の人はよく知りません。
あなたが簡単にできること、やってみたいと思っていることもよく知りません。
もしあなたが「自分の能力を使って人に親切をしたい」と考えているのであれば、実にもったいないことです。
ぜひあなたの能力と意欲をアピールするためにも、どんどん親切を見せつけましょう。
いかにしてアピールするか
問題はどうやってアピールを行うかです。
どんな状況にも使える方法というのはありませんが、いくつか工夫すべきポイントがあります。
自然に行える機会を探す
こちらの真心からの親切を、打算的なものだと相手から捉えられるのは辛いことです。
上記のアピールが必要なのも、究極的には相手との人間関係を良くしたい、という善意に起因していることです。
相手の印象をコントロールすることはできませんが、こちらの見せ方を変えることはできます。
積極的に「何かしましょうか」「あれやっておきました」というのも決して悪くはありませんが、相手によっては「何かよくない意図があるのでは」と疑われてしまいます。
そこでこちらが直接伝えるような親切ではなく、相手が気づくような親切を探してみましょう。
複数の人に関わる
自分一人ではできることに限界があります。
一人に対して自分で親切をしても、アピールできる範囲は一人です。
そこで複数の人に対して効果が及ぶような親切を探しましょう。
同じ集団であれば、みんなが行うようなことに対して、どんなことをすれば助けになるか、効率的にすることができるか、という視点で考えると見つけやすくなります。
小さな親切をたくさん行う
ザイアンスの法則にもあるように、良いことは小さなことで良いので、回数を増やしましょう。
回数が増えれば自然と相手の目に止まる可能性が増えます。
回数をこなすことによって、行為の質が高まってくる可能性もあります。
まとめ
親切の露骨なアピールはおすすめできません。
ただ、一方で周囲に知ってもらった方が良い場合があります。
あくまで親切の効果を高めて、人間関係を良くするのであれば、工夫した上でアピールすることは価値があると思います。
今日はここまで。ではまた。
【工事進捗】
・文章に関する本を読んでます。反省しきりです。。
コメント