陰で他人が親切にしているところを見かけても、それを誰かに言ってはいけない意外な理由

日常の中で自分以外の誰かが親切をしているところを見かけることはありますか?

それが学校や職場など人目につくような場所であれば、特に気にすることはありません。

しかし人目につかないところで親切を行っているとしたら、ちょっと注意する必要があるかも。

今回は陰で親切をしている場面に出会った時に、何が起きていてどうすべきなのか考えます。

この記事はこんな人にオススメです

・良いことをしている人を見かけたら、良い気分になって周囲に話してしまう

他人をほめるときは大きな声で」で始まる家訓を持っている

目次

陰で行う親切とは

そもそも陰で行う親切とはどんなものなのでしょうか。

いくつか類型をご紹介しましょう。

一人で行う

陰で行う親切は誰にも知られたくない性質のものが多いです。

このため、基本は一人で行う形になります。

面倒な作業をみんなの代わりに一人でやったり、散らかっているのに気づいたら一人で掃除をしたり。

誰にも知られず、誰をも助ける親切と言えるでしょう。

当人と相手のみで行う

何らかの事情があって特定の誰かを助けるために親切をする当人と相手のみで行う場合もありえます。

何らかの事情というのは、相手が周囲に知られたくない場合がほとんどです。

恥ずかしかったり、自分の評判が落ちてしまったり。

そう言ったネガティブな結果を避けるために、フォローを受けるときはこうした場面になりやすいでしょう。

親切の痕跡だけある

陰で一人で親切を行うと、ほとんどの場合は発見そのものが困難です。

ただし親切の痕跡を見つけることはできるかもしれません。

昨日まで放置してあった業務がなぜか終わっていたり、いつ間にか備品が補充されていたり。

多くの人は「誰かがやってくれたんだろう」で済ませるかもしれません。

しかし親切な人は自分がそうしていることが多いために、やってくれた人に思いを馳せがちです。

そのため痕跡が気になって、そのことを誰かに言いたくなってしまいます。

どうしたらいいか

では陰の親切を見つけたらどうしたら良いのでしょうか。

基本は誰にも言わない

基本は誰にも言わないことです。

なぜか?

そもそもなぜ親切を行った人は陰で親切を行ったのでしょうか。

知られたくなかったからです。

自分のことをひけらかすのが嫌だったのかもしれません。

あるいは相手のあることだったので、その人のことを思いやってのことかもしれません。

いずれにせよ、親切をした本人の気持ちを尊重すべきです。

また誰かに言おうとする動機は、本当に相手のためでしょうか。

自分が言いたいという気持ちが強くなっていませんか。

あるいは自分の利他欲求を満たそうとしていませんか。

こちらが周囲に知らせることで相手にどんなメリットがあろうとも、相手の同意がない限りはしないことをオススメします。

そもそも相手は損得で行動していない可能性も非常に高いのですから。

どうしてもの場合は本人に直接言う

どうしても相手を称賛したいと言うことであれば、本人にだけ直接言うことです。

「誰も見てないところで親切にしてたけど、すごく立派だったと思う」

「みんなのために大変な作業をこっそり引き受けてくれてありがとう」

こうした内々の声かけであれば、親切をした人も喜ぶ可能性がグッと高まるでしょう。

褒めるよりも大切なこと

最後に。

陰での親切を褒めるより、もっと大切なことがあります。

それは自分も同じようにして親切を行うことです。

目に見える部分の親切は大切です。

しかし一方で陰になっている親切もなくてはならないもの。

わかりやすいことだけでは、世の中うまく回っていきません。

さりげなく、何気ない、少しの親切が大きな成果を生み出すことにつながっているのです。

まとめ

・親切は良いことなんだから話を広めて良いとは限らない

・中には事情があって親切を知られたくない人もいる

・誰かに話すより、自分も同じように親切をしてみよう

ではまた!

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