「どんな親切もほどほどにしておいた方がいい」という平凡な意見に隠された意外な真実

何事も「ほどほどに」と良く言われます。

「なんだか平凡な意見だな」と思われた方が多いかもしれません。

しかし意外とこの「ほどほど」が難しい。

多くの人は「ほどほど」ができず、やりすぎたり足りなかったりしています。

今回は親切における「ほどほど」がなぜできないか、どうしたらできるか考えます。

この記事はこんな人にオススメです

・自分の親切がバランスが取れているか不安

・行動が極端になっても問題ないと考えている

目次

皆ほどほどに親切できていない理由

まずは「ほどほど」に親切ができない理由から見ていきましょう。

成功した親切から抜け出せない

物事が上手くいくと繰り返したくなるのが人情です。

成功した時の爽快感、達成感、満足感などが忘れられない。

気持ちは痛いほどよくわかります。

ただ同じことを繰り返していても、効果はどんどん減っていきます。

そして効果があるどころか、相手にとっては迷惑になってしまう場合も。

失敗を恐れる

成功とは反対に、失敗を恐れて親切できないというパターンです。

失敗した時の嫌な気分、落ち込み、ショックなどを味わいたくない。

この場合、確かに痛みを感じることは無くなります。

しかし成功した時の喜びもないので人生にとってプラスに作用することもありません。

事実と感情を区別できない

自分にとって良い感情を持てるから、相手にとっても良い親切とは限裏ません。

事実に対するこちらの感情と相手の感情が違うことはよくある話です。

この点を分けて考えられないと、やはりやりすぎな親切が発生しやすくなってしまいます。

効果を測定するのが困難

親切の中には効果が判然としないものがあります。

相手の気持ちは数値化できませんし、数字で客観的にわかる類のものでも自分が知ることができるかは時と場合によります。

自分がやったことの効果がよくわからないから、引き際や追加する時がわからないのです。

どこまで親切すればいいか不明

どこまでという枠組みを考えている人は少ないでしょう。

そうなると相手の望むままに、自分で必要だと思うままに、親切を拡大しやすくなります。

臨機応変さという点ではメリットもあるものの、やはりバランスをとるという視点が欠けているのは問題です。

どうしたらいいか

ではどうやって「ほどほど」を達成すればいいのでしょうか。

ここでは2つの軸で対応する方法をお伝えします。

基準を知る

一つ目は基準を知ることです。

何が「ほどほど」かわからなければ目指しようがありません。

ではどうやって知ったらいいのか。

絶対的な基準はないため、いくつかの面から見ていく必要があります。

相場を知る

やろうとしていることの相場を調べましょう。

平均や常識、過去事例など、何かしらのデータがある場合があります。

自分のリソースを知る

自分がどの程度のリソースを持っているのか。

例えば100のリソースを持っていたとして、全てを人のために使うということはないでしょう。

となれば自然とできることが限られてきます。

コツは量ではなく割合で考えることです。

使うリソース量を10%と決めたら、その中で工夫することを考えた方が相手にも自分にも適切な親切になります。

相手のニーズを知る

相手のニーズを把握することも大切です。

相手が望む以上のことをすれば、確かにサプライズ感はあります。

しかしサプライズが常にいいものとは限りません。

それよりも相手自身がどうしたいのかを知って、行動した方がいい結果になることも多いです。

違うことをすることで知る

目的を達成する方法は一つではありません。

違うことをすることによって、視野を広げることができます。

比較をしたり新たな可能性に気づいたりすることで、今自分が行おうとしている行動の価値が明確になるでしょう。

基準を守る

もう一つのポイントは、基準を守ることです。

基準を知っただけで達成できるとは限りません。

達成手段を持って、初めて「ほどほど」へ近づけるのです。

時間を制限する

基準を達成するのに必要な所要時間を割り出し、これを遵守します。

平たく言えば、時間を制限するのです。

また親切をする時間帯を決めるという方法も効果的。

金品だと相手に渡すのを警戒する人は多いですが、時間になると容易に差し出してしまう人は多いです。

時間は命そのもの。

大切に使っていきましょう。

回数を決める

時間では決めきれない場合もあるでしょう。

そこで回数で制限を行いましょう。

一人1回、一日一善などが例です。

上限と同時に下限も決められるので、安定した親切が見込めます。

総量を決める

上記2つの合わせ技です。

一定期間内に行う回数、すなわち親切の総量を決めるのです。

親切を行うタイミングは平均的に存在するわけではありません。

機会がある日もあればない日もあるでしょう。

ある時には集中して発生する可能性だって大いにあります。

こうした状況に対応できる融通さのある方法です。

まとめ

・「ほどほど」って意外と難しい

・様々な物事に捉われて、バランスが崩れる

・基準を知り、守ることで一本筋の通った親切ができる

ではまた!

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