多くの人は親切をすると気分が良くなるかと思います。
でもそれは親切がうまくいったときだけではないでしょうか。
何度もうまくいかないことが続くと、親切を考えること自体が嫌になってきたり、人がいたら親切にしようと考えなければいけないなどと思ってしまうことがあります。
今回は親切しようとするときに感じる生きづらさと、それに対応する方法について考えます。
親切さは生きづらさを高めやすい
うまく親切ができないと辛さを感じやすくなります。
そして他の場面でも広がっていくことによって、生きづらさを高めてしまうのです。
以下理由についてご紹介しましょう。
失敗するとネガティブ感情が炸裂する
まず失敗はネガティブな感情を引き起こします。
その様子はまさに炸裂。
ショックでイナズマが走ったとか、心が爆発したとか。
すごい表現を使うことが多いです。
そのショックが行動に出せるならまだいいのですが、多くの人は身動きが取れなくなってしまいます。
それも「自分は何もできなかった」とネガティブな感情を深める一因になりかねません。
親切にしないと嫌われるのではないかと不安
かといって親切にしないでおくと、周囲から「嫌なやつ」「協調性がない」などと言われるのではないかという不安が出てきます。
実際には余程のことがない限り、周囲から嫌われることにならないです。
自分が思うほどに、相手は自分の行為など気にしていません。
しかし自分自身の行動は全て見えているのでなかなか実感が持てないのです。
微妙な状況へうまく対応できず後悔する
必ずしも親切ができるタイミングは明確ではありません。
「あれ、これは手伝ったほうがいいのかな?」
と思うことは日常でよくあります。
困るのは時間がたってから「やっぱりやっておけばよかった」と判明することです。
完全に後知恵なのですが、うまく対応する方法があると気づくと、
「なんであの時に思いつかなかったのだろう」
と自分を責めてしまいます。
どう考えて行動すればいいのか
こうしたネガティブな感情、生きづらさに対してどう考えて行動すればいいのでしょうか。
ここでは大きく2つの方法をお伝えします。
親切を止める
「生きづらさを感じるくらいなら、親切などしなければいい」
その通りです。
何もしなければ、嫌な気分を味わうこともありません。
生きやすくなることは間違いないでしょう。
考え方を変えて、辛さを緩和する
とはいえ、できれば親切をしたい人もいます。
そうした人には以下のような考え方を採ることで、辛さを緩和するという対処方法がオススメです。
勝率で考える
普段親切をたくさんしている人は、うまくいった確率、つまり勝率で考えてみましょう。
どんな親切な人も成功率100%ということはありません。
逆に全部失敗するという人も、まずいないでしょう。
自分の親切を数え直して半分以上うまくいってれば、十分に親切な人です。
効果で考える
親切の回数が少ないという人は、効果を考えてみましょう。
具体的に相手の何に対して貢献することができたか。
自分が親切をしなかったらどうなっていたか。
こうすることによって自分の親切さを感じることができます。
行動に意味を後付けする
自分の行動を振り返る中で、親切が見つかることもあります。
意外と相手の役に立っていたとか、自分のためかと思っていたけど他に影響があったとか。
過去の行動に意味を後付けすることで、未来の行動についても同じことができると気付けるでしょう。
まとめ
・親切しようとすると生きづらさを感じやすい
・親切をしないことも選択肢の一つ
・考え方を変えれば、辛さは緩和できることも
ではまた!
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