「学校の勉強なんて社会に出たら役に立たない」
こんな趣旨の言葉を聞いたことはないでしょうか。
確かに全ての内容がすごく役立つかというと、そうではありません。
その時は覚えたものでも、その後使わないものはたくさんあります。
一方で今でも役立っているものがあるのも事実です。
今回は学校教育、中でも小学校の教科で役立ったものをランキング形式でピックアップします。
親切に役立つ教科ランキング
それでは早速役立つ教科をランキング形式でご紹介していきましょう。
なお私は生活科については受けていないため、評価は差し控えさせていただきました。
第1位 国語
親切全般で活躍する必須のスキル。
小学校で文字や文法の基礎をマスターすれば、他の教科への応用もできる。
相手が何を言っているか、自分が何を伝えたいか。
何はなくともしっかり勉強したい基礎。
第2位 算数
親切の実行を支え、効果を確かなものにしてくれる最強スキル。
汎用性において国語より劣るが、国語をはじめ他教科と組み合わせた時に超強力な相乗効果を発揮する。
感覚に頼りがちな親切という行為において、数字という客観性をもたらしてくれる。
それにより相手目線を一定度担保し、的外れな親切をしなくて済むという効果も。
第3位 社会
知識によって親切の幅を広げてくれる大切な教科。
世の中の仕組みや状況を知るために、基礎となる枠組みを教えてくれる。
知っているだけで相手を助けられることがあるのを踏まえれば、勉強しておいて全く損がない。
第4位 理科
宇宙の理(ことわり)を教えてくれる。
社会科と甲乙つけ難い重要性を持つ。
ただし理解するためには国語と算数の能力が重要となってくること、原理原則は教えてくれるものの、どう使えばいいかという応用まではあまり教えてくれないため、第4位となった。
第5位 家庭
家事を覚えるための基礎となる知識や技能を教えてくれる。
価値ある教科だが、親切においては限定的な範囲しかカバーしてくれないのが難点。
小学校の場合、興味を向けさせることに重きをおいていることが多いためか、あまり後片付けや段取りについて教えていないのが惜しい。
第6位 図画工作
絵を描いたり、ものを組み立てたりする能力を高めてくれる教科。
とはいえ小学校レベルでは課題を出して、作っておしまいというパターンが多く、学びが少なくなる可能性がある。
経験することそのものに価値があるのは間違いないが、親切へ活用するという観点からすると原理原則の部分と応用の部分を明確に学習できないのはマイナス点。
第7位 音楽
人生を豊かにしてくれる音楽全般の教養を身につけることができる。
ただし、親切においては活躍できる範囲があまりにも少ないため重要度は低い。
リフレッシュタイムだと思って思い切り楽しみ、他の科目へ集中するための鋭気を養うのが吉。
第8位 体育
楽しさよりも体を育てるため、苦痛としかいえない運動をさせる魔の時間。
怪我の温床にもなるのでウォーキングと筋トレとHIITで十分ではないかと思う今日この頃。
体力があれば親切をしやすくなるのは間違いないが、そのための方法としてはあまりにイマイチ。
第9位 道徳
狙いはいいが、実践に活かすのが非常に難しい科目。
教科書を読んだり、ビデオを見たり、クラスメイトと話をしたり。
もちろん効果がないわけではないが、実践とは著しく違う。
またしんせつラボで繰り返し述べているように、親切は強要されるものではない。
教えなければ親切心が育たないというのは、ちょっと子どもを信用しなさすぎなのでは。
注意点
さて今回のランキングは注意していただきたいポイントが2つあります。
教える先生や学習環境によって効果は変わる
当然のことですが、どんな科目も教える側や環境によって学習効果に大きな差が出てしまいます。
第1位の国語であっても、教え方が間違っていれば効果はありません。
反対に第9位の道徳であっても、教え方がうまい先生が受けもてば、心に残ってその後の人生を変えるような素晴らしい授業になる可能性があります。
30年以上前に授業を受けた一人の考えにすぎない
今回のランキングは、私の経験と考えに基づくものです。
そんなに変なことは言っていないと思う一方で、現在の状況に即したものではないとも思います。
今の小学生の皆さんがどんな授業を受けているか知らないので、ひょっとしたらもっと素晴らしい指導方法が実施されているのかもしれません。
大切なのは学んだことを活かすこと
今回のランキングを作ることの狙いの一つは、
「学んだことを活かす」
ということの大切さを考えてもらうことです。
これまで学校で勉強したことも、全てではないにせよ人生の役に立てることができます。
今回は親切という視点でまとめましたが、仕事や趣味など人生において大切だと思えることに活かせる科目がきっとあるはずです。
今、何かうまくいかないことがあるのであれば、ぜひこれまで学んできたことを思い出してください。
そして使ってみることを強くオススメします。
まとめ
・国語と算数は大人になっても役立つ
・先生や環境によって学習効果は異なる
・学んだことを活かすという発想を持って行動しよう
ではまた!
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