「できる限り親切にしたい」という気持ちは大切だが、リスクの取りすぎに気をつけよう

男の子が木のブロックを組んで積み上げた塔からブロックを一本抜き取ろうとしている抜き取ろうとしている

多くの親切な人は、相手が困っていることであれば、可能な限り解決してあげたいという気持ちを強く持っています。

確かにこの考え自体は非常に立派なのですが、結果として親切な人が余計なリスクを抱えかねません。

今回は親切な人が親切を行う際の正しいリスクの取り方について考えます。

この記事はこんな人にオススメです

・できる限り親切にしたい

・少しくらいなら自分を犠牲にするのは有り

目次

親切な人、リスク取りすぎ問題

ここでは親切な人がやりがちなリスクの取り方について解説します。

リスクを一手に引き受ける

相手に尽くそうとするあまり、危なそうなことを一手に引き受けることです。

やってあげようとする範囲が広がると、リスクは急激に大きくなります。

例えばある事柄について教えてあげるだけなら、実行するのは相手なので、こちらへのダメージという意味でリスクは小さめです。

しかし最初から最後まで実行や結果についてまで責任を負うとなると話は変わってきます。

時間や労力も取られますし、相手の納得をもらう必要も出てくるでしょう。

「メリット<デメリット」を選択する

わずかなメリットを求めて、大きなデメリットを被る可能性がある選択をすることです。

普通であれば失敗時のデメリットが大きな行動は避けます。

しかし少しでも相手のためになるのであれば、と不必要なリスクを取りに行ってしまう。

悪い意味で損得勘定ができていない状態と言えるでしょう。

親切の継続が危うくなる

親切な人はしばしば自分の身の安全を二の次にします。

結果として危険な目にあって、親切そのものを行うことが心身共に難しくなるケースです。

被害が大きくなる場合のパターンとしては3つあります。

①危険を甘くみている

②自分の能力を過大に見積もる

③両方。損害は最大に

目の前の親切しか注意を向けられず、ちょっと先のことが読めなくなっているのです。

なぜ起きるのか

ではなぜ親切な人はそうしたリスクの取りすぎを発生させるのか。

以下理由を考えてみました。

相手を心配しすぎる

相手のことを強く心配するとリスクを大きく取りがちになります。

これは相手の能力や行動を信用していなかったり、未来を悲観しすぎたりすると起きやすいようです。

責任感が強すぎる

自分がなんとかしなくてはいけない、という責任感もリスクの取りすぎを起こします。

本来であれば自分の仕事ではないのに引き受けてしまったり、自分の能力を超えて親切を行おうとしたりするのです。

一般的には責任感が強いことは良いことですが、この場合には親切をする人に過剰な負担を強いることになりかねません。

メリットにしか目がいかない

そもそもリスクを認識していないというパターンもあり得ます。

メリットの方にしか注目していないのです。

不思議なことに、もう一方のリスクは全く気づくことがないか、過小評価してしまっています。

どうしたらいいか

では親切な人がリスクを取りすぎる問題にどう対応したらいいのでしょうか。

相手を成長させるという視点を持つ

なんでもかんでもやることは、相手への思いやりというよりは、不信感から出てくる行動です。

そうではなくある程度は相手に任せてみましょう。

いつまでも自分が助けられるとは限りません。

相手を成長させるという視点を持つことが大切です。

自分はフォローに回るくらいの感覚でいる方が、相手も安心して挑戦できます。

手を抜く

同じ成果を上げるのにどれだけ楽で安全にできるか考えてみましょう。

いうなれば「上手に手を抜く」のです。

本当にやる必要があることなのか、他に方法はないのか。

安易にキツい道を選ばず、大変でも楽できる道を探すことをオススメします。

注意点

上記のようなリスク対策にも欠点はあります。

リスクの大きさ・範囲は事前にわかるとは限らない

事前に全てを予測することなど不可能です。

つまりある程度はやってみないとわかりません。

親切な人が自身を守るのは当然として、少しはチャレンジもしていかないと、そもそもの新設が成り立たなくなってしまいます。

まとめ

・親切な人は過剰なリスクを取りがち

・相手を思うのであれば、自分も大切にしなくてはならない

・リスクとリターンのバランスを考えて、良い親切を

ではまた!

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