こんにちは。見習い研究員のHIROです。
今日は親切と余計なお世話を分けるポイントについて解説します。
以前の記事でも少し触れましたが、親切は簡単に「余計なお世話」化します。
中でも最大のポイントは「やってあげてる感」です。
「あなたのためだから」「私も大変なんだけど」「感謝の一つもしてよね」
言葉に出さずとも、こういう感じが相手に伝わってしまったら、せっかくの親切は台無しになってしまいます。
相手からしたら「助けてほしいなんて言ってない」「自分で何とかできた」「上から目線だ」と思っても仕方のないところ。
ではこうした事態を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?
①困っているかを確認する
いきなり助けに入った方がいい時ももちろんありますが、多くの場合で緊急性はありません。
なぜなら緊急性があれば、そもそも本人が自分で行動を始めており、しかるべき人に助けを求めています。
だから何か親切の必要性を感じたとしても、自分の勘違いであるという可能性を考慮した方がいいでしょう。
まずは「何か困っているように見えるけど、大丈夫?」「今少し時間あるから、手伝えることあるかな?」など声をかけて確認してみるのがお勧めです。
②失敗してから助ける
失敗する前に助けるのがベストだと思われていますが、長い目から見るとそうとも言えません。
なぜなら失敗から学ぶことは多く、ある程度は成長に欠かせない要素だからです。
であれば周囲ができることは、失敗した時にリカバリーを手伝うことです。
もちろん事前に助けを求めてくれば、アドバイスやフォローをするのはありです。
ただ、まずはやりたいようにやらせてあげる、という姿勢を見せておくのも親切の一つかと思います。
③気づいてもらう
上から目線の原因は、正論を通そうとするためです。
論理的に正しい、科学的に正しい、道徳的に正しい。
正しいことは強力ですし、役に立ちます。一般的に正しいことをした方が、メリットは大きい場合が多いです。
しかし正しいことを言われても「はい、そうですね」と受け入れられないのが人間。
ではどうすればいいか。
方法は色々ありますが、相手に気づいてもらうというのも一つの手です。
気づいてもらうときに使えるのが「教えてもらう」ことです。
人は誰かに教えようとすると、物事を整理します。
整理している過程で「あれ、これなんか違うな」「このままじゃうまくいかないな」と思って、自ら正解に辿り着いてくれるように導けばいいのです。
これらの点に気をつけて親切をすれば、「やってあげてる感」はかなり減らせます。
大抵の親切は善意で行われています。
しかし善意だから何をしてもいいというわけではありません。
親切を受ける方の気持ちを大切にして、相手目線を持って実施しなければ、却ってトラブルの原因になります。
親切は行う方も、受ける方もいい気分になりたいものですね。
今日はここまで。ではまた。
【工事進捗】
・過去記事へのリンクを貼ってみました。
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