「マウンティングかも」と「お荷物かも」の間でどうやって親切をして良いのか迷ったら考えてほしいこと

「マウンティング」

こちらの優位性を示して、相手より上の立場になろうとすることです。

親切をしようとすると、意図せずこれと同じことをしてしまうことがあります。

では相手に遠慮して、得意なことをせずに苦手なことで貢献しようとするとどうなるか。

相手は感謝しながらも内心では「お荷物」扱いしているかもしれません。

「そんなこと言われたら何もできない」

「一体どうすればいいのか」

今回はそんな親切におけるジレンマの解消について考えます。

この記事はこんな人にオススメです

・自分の得意なことで思いっきり親切をしてみたい

・相手の感情を考えると、なかなか親切を言い出しにくい

目次

何が問題か

まずは問題点を整理していきましょう。

得意なことをしたらマウンティング?

「自分が得意なことをやると、相手にマウンティングをとっていることになるのではないか」

親切は相手が苦手としていることでこちらが得意なことを行うことがあります。

人によっては受け入れにくいということがあるかもしれません。

困っていることが解決することによる安心感よりも、相手が覚える劣等感の強さが上回ると、せっかくの親切も効果は激減です。

苦手なことは“お荷物”になる

こちらが苦手とすることで手伝おうとしても、かえって迷惑をかけてしまう可能性があります。

相手からすると助けてくれること自体はありがたいものの、問題が解決しない上に時間を浪費してしまうことに。

さらに下手をすると問題が悪化してしまうかもしれません。

これでは相手からしたら「お荷物」以外の何でもないでしょう。

半端なことしかできない

「マウンティング」にもならず、「お荷物」にもならず。

となると無難なことしか、親切をしなくなります。

確かに相手の気分を害することはなく、問題解決にもそれなりに貢献することはできます。

しかしそれが本当にベストと言えるのでしょうか。

特にこちらが全力を出せないことは、もやもやとした消化不良感があるかもしれません。

どうしたらいいか

相手の感情を害さないためには、半端なことをし続けるしかないのでしょうか。

いえ、そんなことはありません。

やり方を変えれば、違う可能性が見えてきます。

やり方を工夫する

そもそも相手の気分が害されるような親切の仕方に問題があります。

またそれを過度に恐れて何もしなかったり、自分の苦手な分野での手伝いを申し出たり、変に気を回してしまうことが問題なのです。

それぞれの方法について工夫を考えましょう。

相手のペースに合わせる

あらかじめ相手の実力を知っているなら、あるいは途中で理解したなら、それに合わせて親切をしましょう。

全力でやろうとするから、マウンティングだと思われるのです。

具体的には相手の理解するペースに合わせて、教えたり手伝ったりすれば、相手の感情は穏やかになります。

知らないこと、わからないことを矢継ぎ早に言われたら、なんだか責められたり見下されているように感じて当然でしょう。

相手に見せない

こちらができるところを見せなければ、相手の自尊心を傷つけることは案外少ないものです。

相手とは離れた場所で行ったり、時間をずらすことも有効でしょう。

注意点

親切をするにあたって、相手の感情に配慮することはとても大切な視点です。

一方で配慮すること自体にも注意することはあります。

配慮自体が傷つける原因に

こちらの優位な部分や得意な部分を見せることは、相手の自尊心を脅かすかもしれません。

しかしこちらがそう考えること自体、相手の考え方や感じ方を決めつけて、尊重していない可能性があります。

過度な配慮は相手を労わるどころか、傷つける原因になるでしょう。

そもそも気にしてないかも

そもそもの話になりますが、相手が気にしていないということも大いにあります。

「これってマウンティングにならないかな」

と悩む前に、とりあえず親切にした方が相手も気持ちよく、

「ありがとう」

と言えるかもしれませんね。

まとめ

・マウンティングと親切は似ている部分がある

・相手への配慮を忘れずに

・そもそも気にしてない可能性も

ではまた!

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