こんにちは。見習い研究員のHIROです。
親切をしたくないという人の中には、他人なんて頼りにならないという人がいます。
そう思うのは事情があってのことでしょうし、仕方のないことです。
しかし問題なのはそこで止まってしまうこと。
今回はそんな状態から一歩踏み出すための方法を考えます。
他人は当てにならない
そう、他人は当てにならないものです。
ちょっと考えてみましょう。
恩返ししてくれない
こちらが何かしたからといって、必ず同じように返してくれるとは限りません。
これは主にこちらと相手の認識が違うことから発生します。
こちらは大きな親切をしてあげたと思っていても、相手からすると大したことではない。
あるいはこちらの行為に気づいていないという場合もあるでしょう。
助けない
相手が利己的な人であれば、こちらが困っていたとしても助けない可能性があります。
どうして自分がそうしなければならないのか、というわけです。
世の中には周囲の人間のことを道具のように見なす人もいますから、そういうこともあり得ます。
自分のことで精一杯
能力的にいっぱいいっぱいで、他の人を助ける余力がない人もいます。
そういう人は仮に助ける気持ちがあったとしても、気持ちだけありがたく受け取って、助けを求めない方がいいでしょう。
無理をさせてしまうことになりますし、それが思わぬ事故につながることも。
巻き込まれたくない
人と関わることが面倒という人もいるでしょう。
こういう人はそっとしておくのがお互いのためというもの。
助けてもらえることを期待する方が良くありません。
自分は当てになるか
他人は確かに当てにならないようです。
では自分はどうなのでしょうか。
やる気はあるか
「自分を助ける気はありますか?」
そう言われたら「はい」と答える人が多いと思います。
しかし、次のような場面を経験することはないでしょうか。
・勉強しなければいけないのに、ついサボって遊んでしまう
・健康的な食事をしようと思うが、ついジャンクフードをドカ食いしてしまう
・定期的に運動したほうがいいとわかっているが、面倒でゴロゴロしてしまう
自分を助ける気があるなら、自分の得になるようなことをしてくれても良さそうです。
にもかかわらず、私たちは自分に対して必ずしもそうしません。
能力はあるか
さらに「そもそも自分自身を助けることができるのか」という問題があります。
能力の問題です。
例えば、
・外国人から話しかけられたけど、言葉がよくわからない
・面倒なPC作業を自動化したいけど、プログラミングができない
・家族のために美味しい料理を振る舞いたいけど、作るのは苦手
というようなことが日常生活で起きます。
考えてみれば苦手や不得意なことが誰しも思い当たるでしょう。
つまり能力面でも、自分自身はあまり当てにはならなそうです。
いつでもどこでもできるか
こちらが常に自分を優先させるとは限りません。
家族や友人、職場の上司や同僚の用事を先に済ませる時もあります。
「周囲との関係を良好に保とう」
「あの人を敵に回さないように穏便に済ませよう」
このように人間関係がこちらの行動に影響を及ぼすことは大いにあり得ます。
自分が当てになるために
他人もだめ。
自分もだめ。
となると何を当てにすればいいのでしょうか。
当てにする相手を多数見つける
まずは頼れる相手を多く見つけましょう。
絶対に頼れるものが無い以上は、数を増やしてなるべく多くの状況に対応できるようになることが重要です。
自分を鍛える
次に行うのは自分自身を頼れる存在にすることです。
当てになる相手を複数探し出したとしても、完全ではありません。
確率は低いですが、全員何かのタイミングで、
「手が離せない」
「助けることが難しい」
という事態はあり得ます。
その時に最後の砦となるのが自分自身です。
2つを同時に行う方法
「当てにできる相手を見つける」
「自分自身を鍛える」
この2つを同時に行えるのが親切をすることです。
まず親切をした相手からは、
・感謝される
・いい印象を持ってもらえる
・何かあれば手伝おうと思ってくれる
というようなことが期待できます。
一方の自分自身は、
・他人を助けた経験が活かせる
・親切自体が練習になる
・新しい知識を学ぶきっかけになる
などのメリットがあり、成長のチャンスを得られます。
つまり親切は周囲を助けることで守られやすくなると同時に、自分自身の力も高めてくれるのです。
まとめ
・他人も自分も当てにできない
・だから両方とも強化していくのが有効
・そのために親切は効率的な方法の一つ
ではまた!
コメント