こんにちは。見習い研究員のHIROです。
以前親切はお金になるという話を書きました。
今回はその逆、お金で親切が買えるかについて考えます。
親切はお金になる、かも
親切そのものは売れない
親切単体で売ることは難しいです。
お金をもらって実施するサービスとの違いがなくなります。
あくまで親切はプラスアルファの要素にすぎません。
同じ値段で同じ商品・サービスで、コストをかけずに親切さを追加できれば顧客に選ばれるので、お金になるというだけです。
親切さをビジネスに活かす
では親切さをビジネスに活かすとはどのようなことなのでしょうか。
例えば、
・顧客にとって最適な商品を勧める
・商品知識を使って顧客に多くの選択肢を提示する
・顧客の質問に丁寧に答えて満足のいく買い物をしてもらう
こうしたことは一度身につけたスキルを使うと、コストがゼロかかなり小さくてすみます。
いずれも顧客の満足度をあげ、購買行動に結びつく可能性が高まるものです。
ビジネスと親切の境界線
こうして考えてみるとビジネスと親切の境界線は、
相手にコストを負わせているか否か
というところにありそうです。
純粋なビジネスであればコストは全て顧客が負担しています。
親切であればそのコストは行う側が負担するものです。
そしてビジネスで親切を活かそうと思えば、親切のコストはビジネスを行う側が負担するので、ゼロか極小にしなくては成り立たなくなります。
お金で親切を買えない理由
では反対にお金で親切を買いたいと思った時、それは可能でしょうか。
結論から言えばそれは難しいようです。
売ってない
そもそも親切は売っていないのです。
なぜか。
単体で売りにくい
親切は何か別の行為に付随していることが多いです。
何もないところから、単体で実施することが不可能とは言えませんが、かなり難しいところです。
具体的なパッケージがない
親切とは何を指すのでしょうか。
言うなれば魚屋さんに行って「魚ください」というようなものです。
具体的なパッケージになっていなければ、売りようがないのです。
サービスと違いがない
では具体化して考えてみましょう。
「おばあさんの荷物を持ってあげる」という親切があったとします。
それを売ることとサービスを提供して対価を得ることに違いはあるでしょうか。
何もありません。
注意点
金に糸目をつけなければ可能
確かに他の行為と結びついている親切を単独で購入することは難しそうです。
しかしお金を使えば、このしんせつラボのような研究所を作り、研究結果を世に広めることでお金で親切を買うことは可能です。
なかなか手間のかかるところではありますが。。
まとめ
・親切そのものを売るのは難しい
・ただしビジネスの中で親切さを発揮することは可能
・また時間やコストを度外視して、自分で用意すれば売買できる
ではまた!
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