親切なことをする上で欠かせない、あの能力

こんにちは。見習い研究員のHIROです。

今日は親切を行う上で欠かせない、あの能力について書きたいと思います。

あの能力。それは、洞察力です。

一般的には「見抜く力」「本質を理解する力」という意味で使われることが多いですね。

ではなぜ、これが欠かせない能力なのか。

以下解説です。

①相手を見る

親切は相手にとって良い影響を与えます。

そこで重要になってくるのは、何がその人にとって「良い」のか、ということです。

これは表面的な現象だけ見ていても、的を得ない可能性があります。

その人の過去や、将来への希望などを把握した上でないと、余計なお世話になりかねません。

というと、その人の全人生を把握しなくてはいけないのか、と思われるかもしれません。

ご安心ください。確かにそれができたら理想的ですが、人間の認知には限界があります。

ほんの少しでいいのです。

その人の行動の前後、さっき何をしていたのか、これから何をしようとしているのか。

見てから、考えてから、行動するだけで、きっとより「良い」親切ができます。

②自分を見る

相手を見るのは、意識するようになると、見ていくことができると思います。

ところが自分のことはどうでしょうか。

相手にとって「良い」親切が見つかったとして、自分にそれができるでしょうか。

自分が行うことが、最適なのでしょうか。

時間的猶予がなく、緊急で、すぐに助けなくてはならない場面は、もちろんあります。

しかしそんなとき、冷静に判断することは簡単ではありません。

ひょっとしたら、自分が親切を行うより、良い方法があるかもしれない。

また、相手にとってはベストなことかもしれないが、自分にとってはどうなのか。

短期的な視点から親切を行なった結果、長期的には後悔や損失が発生することもあります。

普段からそうした考えを習慣づけることができれば、後悔するような親切は少なくなるでしょう。

③周囲を見る

相手を見て、自分を見て、そしてその周りを見る。

人間が把握できる空間や物事は限られていますが、全く何も考えないよりは、はるかに良い。

周囲を見る時のポイントは、周囲の物事は今から行おうとしている親切に、どんな影響を及ぼすかを考えることです。

例えば電車の中で、座っていた席を譲ろうとして、立ち上がって相手の方に少し歩いたところ、その隙に別の人が座ってしまった。

周囲を見れば座りたそうな人はたくさんいるのに、席を譲ることに意識が行ってしまい、失敗の可能性に気づいていない。

なんで気がつかなかったのか、と思いますが、それは後知恵というもの。

目の前の現象につられやすいのが、人間というものです。

自分の注意を意識的に移していくという習慣を積み重ねることで、人間の本能がもたらすエラーに対応するしかありませんね。

もっとも、こうしたバイアスや反応自体が、人類が長い年月をかけて培ってきた危機管理方法であるという話もあるようですが。

以上が洞察力が必要な理由でした。

じゃあどうやったらその洞察力が身につくの?という話はまた別の機会に。

今回はここまで。ではまた。

【工事進捗】

・パーマリンクいじろうかと思いましたが、色々不都合があったので、従来通り投稿名を編集するやり方に戻しました。

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