こんにちは。見習い研究員のHIROです。
親切をしようとすると、すぐに判断したり想像で行動したりすることが増えます。
素早く適切なタイミングで親切をすることは良いことです。
ただし、その結果として勘違いや早とちりが発生して、相手に親切するどころか迷惑をかけてしまうことになりかねません。
今回はそんな勘違いや早とちりについて原因と対策を考えていきます。
原因
大きく考えれば「勘違い」や「早とちり」そのものが悪いわけではなく、「勘違いや早とちりしたまま親切を行うこと」が問題を引き起こしてしまうのです。
とはいえ、できることであればこれらは防ぎたいところ。
まずは原因から考えましょう。
時間がない
時間がないというのは大きく分けて2つのケースがあります。
量的な時間がない
判断をするのに短い時間しか与えられていないケースです。
例えば人を手伝うときに内容の確認が必要な場合、30分とか1時間とかあれば十分に確認することは可能でしょう。
しかし他にも案件を抱えていて、ついでで行わなければいけない場合、5分とか1分とか短い時間であれこれ確認をするとモレやヌケが発生して失敗することがあります。
感覚的に時間がない
本当は時間が十分にあるのですが、「時間がない!」と思い込んでしまうケースです。
例えば落ち着いて対応すれば特に問題なく親切できるような場合であっても、何かしらの前提条件によって「早くやらなければ」「急がなければ」と思ってしまうと、いつも通りに実行できないということがあります。
知識や情報の不足
前提となる知識や情報がないと状況の理解が正しくできません。
例えばパソコン作業の手助けを申し出たときに、相手が初心者だと思って接していたら自分よりもずっと詳しく、お互いの時間を浪費してしまう結果になってしまった。
一言確認をすれば良いのですが、相手が困っているのをみて、自分が得意な分野であったりするとつい何かできるのではないかと考えてしまうのが人間です。
心理的な不安定さ
勘違いや早とちりの原因は不安や恐怖、焦りといったネガティブな心理に限りません。
本来ポジティブで良いものを考えられる意欲や向上心、親切心さえも勘違いや早とちりの原因になります。
積極的に「良いことをしよう」「親切にしよう」とすると、どうしても相手のことを「困っている」「助けを求めている」と判断しがちです。
対策
余裕を作る
何事もあらかじめ余裕を持たせておきましょう。
・時間 ・お金 ・モノ
・人間 ・方法
特に時間と方法は余裕を持たせておくと緊急時の対応がとても楽になります。
例えば標準時間の2倍で見積もる、1つの方法だけでなく複数の方法を調べておく。
こうした準備をすれば親切の際に、もし自分が間違っていたとしてもリカバリーがしやすいのです。
確認を行う
習慣化させると心強いのが確認することです。
焦っていると難しいのですが、常に親切をした前後で状況の確認をする人は、状況に左右されにくくなります。
モノを使う
人間の注意力や記憶力はあまり当てにできません。
簡単に後から入ってくる情報に上書きされてしまいます。
そこで人間よりも正確に実行してくれるモノの力を借りるという方法が有効になります。
・スマホのアラーム、リマインダー
・ペンと紙でメモを作る
・写真や動画などで記録する
書き出すと「そんなこと知っているよ」「当たり前のことじゃないか」と思われるかもしれません。
しかし、これらをどの程度活用しているか、ご自身で把握されているでしょうか。
何か物事が起きた時でも「こんな大切なこと忘れないだろう」と思って、何もしないのが人間なのです。
誰かに助けてもらう
親切に使えるリソースは自分自身とは限りません。
勘違いや早とちりを防ぐために、第三者に相談するということも効果的な方法です。
特に判断に迷ったときには客観的な意見を聞ける場合が多く、大きなミスを防いでくれます。
そのためには普段から周囲との報告・連絡・相談をこまめに行い、良好な関係性を築いておくことが大切です。
まとめ
・勘違いや早とちりは誰でもしてしまう
・原因はポジティブな要素からも発生する
・対策をとればリカバリーできる
ではまた!
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