こんにちは。見習い研究員のHIROです。
何か初めてのことをするときに、先にやってくれている人から話を聞くと、役立つことが多いです。
あなたが常識や前提と思っていることは、それを知らない人にとって目からウロコの重要情報かもしれません。
今回は自分自身の経験値を利用して親切を行うためにはどうすればいいかを考えます。
あなたの経験は特別
まあこれが結論ですね。
ではなぜ特別なのか。
知りたい方は以下をどうぞ。
自分を書き出す
まず自分自身を整理してみましょう。
あなたはどんな属性をお持ちでしょうか。
例えば、
・性別 ・年齢
・国籍 ・住所
・学歴 ・職歴
・好きな食べ物
・嫌いな食べ物
・尊敬する人
・嫌いな人
どれもカンタンに答えられるものですね。
さて、これらが他の人と一致する確率はどれくらいでしょうか。
ランダムに選んだ場合、性別は約50%、年齢は人口分布通り、国籍は日本にいればほぼ同じかもしれませんが、住所は概ね家族やパートナーしか一致しないでしょう。
これに好き嫌いの質問が入ってくると、宇宙が消滅するまでに計算することができないほど多くなってきます。
つまり、あなたの経験は世界に一つどころか、宇宙に一つしかない可能性が極めて高いのです。
要素は影響し合う
「いやいや、確かに完全一致はしないだろうけど、大体みんな共通している部分が多くあるじゃないか」
「複数を組み合わせたら確かに特別な人間に見えるけど、一つ一つは大した違いはないって」
そんな考えを持つ方もいるかもしれません。
しかし、一人の人間の中で独立した要素など何もないのです。
例えばスマホゲームで考えてみましょう。
・同じ機種を使う
・同じアプリで遊ぶ
・そのアプリで遊ぶのは初めて
・同じ時間で、同じ長さ遊ぶ
さてここまで同じに揃えても、同じ体験などあり得ません。
以下の要素が体験に影響を与えるからです。
・ゲームへの興味関心の度合い
・スマホ操作の得意不得意
・ジャンルの好き嫌い
・その日の体調
・ゲーム中の何に注意を向けるか
そもそもゲームが嫌いな人は、この体験を好ましくないと思いやすいでしょう。
一方で普段からゲームに慣れ親しんでいる人であれば、楽しい気分になるかもしれません。
あるいはゲーム好きな人であっても、操作性やゲームバランスについて気に入らない部分があって楽しく感じられないという可能性もあります。
違う経験に価値はあるか
「みんな特別な経験をしていることはわかったけど、それって価値があるの?」
こんな疑問を持って当然だと思います。
確かに「違う経験 = 価値がある」ではないです。
例えば水を飲むときに、常温と氷を入れた場合では大きな差があり、違う価値を持つ経験になります。
しかし同じ大きさの氷を5個入れた場合と6個入れた場合で、果たしてどれほどの違いがあるか。
冷え方に差はありますが、わずかなものになります。
つまり他の人と比べて大きく違う経験に価値があると言えるのです。
違いの大きさを探す
比較した時のギャップの大きさこそが価値になることがわかりました。
ではどうやって比較すれば良いのでしょうか。
質問する
最も有効な方法です。
相手がどの程度のレベルなのかどれくらい経験していることなのか、聞けば驚くほどカンタンに話してもらえることが多いです。
なぜなら相手もあなたに親切をしようという意図を持っていることが少なくないからです。
質問することによって「自分は頼られているのかも」と思ってもらえます。
もし相手のレベルが高いことがわかっても何も損はありません。
あなたが実際にそのことで困ったことがあれば頼りましょう。
開示する
相手の質問を待つことなく、こちらから情報を開示することも大切です。
詳しくは以下の記事にまとめてあります。
調査情報を利用する
何事も自分がどの位置にいるのかは掴みにくいものです。
というか個人で正確に把握するのはまず無理でしょう。
そんなときに役立つのが統計やアンケートなどの調査情報。
試しに「読書 一ヶ月 何冊」で検索してみましょう。
自分の年齢や職業などから読書量のレベルがわかります。
ここで大切なのは位置を利用するという視点です。
例えば読書量が平均より少ないということがわかったとしても、それは悪いことではありません。
次のような視点で自分への理解を深め、行動すれば良いのです。
・他に取り組んでいることがあるのではないか
・本を読まない人の気持ちがわかるのではないか
・これから読む量を増やす伸び代があるということではないか
・少ない中でもどんな本を読んでいるのか
自分の位置が分かれば、自分の価値もはっきりしてくるでしょう。
まとめ
・誰もが特別な経験をしている
・自分がどの位置にいるのか把握しよう
・できないこと、してないことも視点を変えれば活用できる
誰一人として同じ人はいません。
だからみんな特別なのです。
そのことに気づけば、親切をもっと増やすことができます。
ではまた!
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